依存度18% ページ20
30分ぐらいが経ち大泣きしていた切原は泣きつかれたのか湊の腕の中ですやすやと眠っていた。
湊「あらら…。」
湊は自分の腕の中で眠っている切原を愛らしく感じながらも近くにいる柳を呼んだ。
湊「そこのノートを持っている君、この子を部室で寝かせておいてくれないかな?俺は一応手当てをしに保健室にいってくるから。」
柳「分かりました。赤也は部室に寝かせておきます。」
柳はそう言うと湊の腕の中にいる切原を抱き上げ部室へと連れて行った。
そんな中、湊はヨロヨロと立ち上がり保健室へ向かおうとしたが不意にクイッと服が引っ張られ不思議に思い振り向いた。
すると、涙が溢れそうなのを必死にこらえている仁王がそこに居た。
仁「湊…。ご、ごめんなさいっ!」
仁王は深々と頭を下げ湊に謝罪した。
湊「どうしてだい?」
仁「俺が…俺がっ見に来て欲しいなんて誘わなかったら湊が傷を作ることもなかったぜよ…っ…。」
仁王は自責の念と罪悪感で胸が締め付けられる感覚に陥りながらも震える声で許しを請う。
湊「雅治…、これは君のせいじゃない。俺が自分でやったことなんだから。それに、雅治のチームメイトを守れただけでそんなの気にしないぐらい安心しているんだ。だから、自分を責めないで?」
と優しく言い仁王の頭をワシャワシャと撫でた。
仁「おん…ありがとう。」
仁王は小さく呟き、さっきの表情とは違い満面の笑みで微笑んで見せた。
湊「ﾌﾌｯ…ほら、雅治。あの子のとこに行っておいで?」
仁「おん!」
仁王はそう言うと湊に背を向け部室のある方へ捻挫した足を庇いながらゆっくり歩いていった。
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ta0628tm0105(プロフ) - 続き待ってます！ (2020年12月20日 12時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫1117(プロフ) - 男主の依存大好きです。続き楽しみにしています！ (2019年9月20日 15時) (レス) id: 553a215cd8 (このIDを非表示/違反報告)
白玉団子 - テニプリで男主の依存ってあまりないのですごく面白いです。更新頑張って下さい。 (2019年3月24日 0時) (レス) id: 03661056db (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2018年12月18日 20時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
スペード - 更新頑張ってください(*'〜'*) (2017年2月3日 21時) (レス) id: a66069e598 (このIDを非表示/違反報告)
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