グリム童話〈ars〉 (ページ24)

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でも小さな妖精のカズには何もできません。

カズは考えたすえ窓から物凄い速さで飛び出していきました。

一方その頃、3人の妖精とともにAが過ごしていた森の奥の小屋では

智｢ありゃ?夜じゃなかったっけな?｣

Aと今夜会う約束をしていた智が小屋の辺りをウロウロしていました。

実は智は隣町の王子なのです。

王子はAと約束した時間にここにやってきたのですが、誰もいないので困っていたのです。

智｢‥‥なんで誰もいねぇーの?

ん?蚊みたいな音がするな。

しっし!!あっち行け～!!｣

カズ｢うっせーな!!蚊じゃねーよ!!

妖精だ妖精!!

それよりお前、ちょっと来い!!｣

カズが小屋についたようです。

カズは隣の国の王子、智を無理矢理お城へ引っ張って行き言いました。

カズ｢お前らが密会してたのは分かってるんだよ!!

Aのことが好きならこの国を救ってくれ!!｣

智｢‥‥なぁーんか良くわかんないけど分かった。

オイラもう一回Aちゃんに会いたいからちょっと行ってくるね?｣

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