7話:僕とトントン 夜 ページ11
僕は晩御飯を食べて、みんなが寝静まる頃
廊下をとぼとぼ歩いていた。
寝静まるこのときを狙ってかんこうきゃくが狙ってくるかもしれない！
…というのもあるけど、1番は…
ある部屋で僕は立ち止まる。
扉をカリカリと音を立てる。
ガチャと音とともに扉が開いた。
tn｢…Aか。入りや。｣
眠そうなトン様は、僕を部屋に入れてくれる。
目の下の窪みがより一層の深くなった様に思えた。
tn｢あと少しやから…待っててや…｣
資料の山がトン様を囲むが、あまり眼中にないほど真剣に取り組む。
戦争でよく見るあの目付きに似てる。
そういうと僕はトン様の足元に伏せていた。
tn｢やっっっっとおわったぁ！！！｣
ついに紙の束を終わらせたようだ。
ウトウトしてたけど、その声を聞いて目が覚めた。
tn｢よっし、と。ほんまに寝よう。寝よう…｣
フラフラとベットがある部屋に入っていく。
僕は用済みだなと思い、扉に向かう。
最近ね！扉開ける練習してるの！
少し体を動かすんだけど、楽しいからね！
そんなことを考えていると
tn｢A〜一緒に寝ようや〜｣
とトン様に呼ばれてしまった。僕はすぐさまトン様のところまで来る。
近くまで来ると、掛け布団を上にあげ“入って”という風にやってきたので僕は入った。
tn｢A〜ありがとう…｣
僕の頭を撫でる。ペンの持ち過ぎで出来たもの、傷跡様々なあとがあってボコボコしている手。そんな手も僕は大好きだ。
その後、すぅーと寝息を立て始めた。
ボクは抱き枕のようにされているため動けないのでそのままベットで寝た。
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しずく(プロフ) - flowerさん» 楽しんで貰えたのなら良かったです！ (2021年10月31日 9時) (
レス) @page21 id: 91ef12353e (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - とっても素敵なお話で泣きそうになってしまいました…結構序盤から犬なのかな…？と予想はついていたのですが、気づいたら気づいたで尚更辛くて…()ほんとにいいお話を見させていただきましたありがとうございます (2021年10月31日 1時) (レス) @page22 id: 7fbdbdddf5 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - しずくさん» あの時は涙と鼻水と涎で枕を濡 らしました (2021年10月15日 6時) (レス) id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - お、おん……悲しい (2021年10月15日 6時) (レス) id: 91ef12353e (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - しずくさん» あんなに泣いたの友達が新しい彼氏とのイチャイチャを目の前で見せ付けてきた夜以来かもしれません (2021年10月15日 3時) (レス) id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2021年9月1日 0時
