太陽と月。【五条悟】

Episode.10 ページ43

『ただいまー』

「おっかえりー佳奈、ご飯にする？お風呂にする？それともぼく？」




無事に引っ越しも終わってやっと同棲していることが体に染み付いてきた

やっぱり誰かがお家にいるって暖かくて気持ちがいい




『ご飯食べたい、悟のご飯好き』



基本は私の方が早いんだけど今日は会議があり遅くなってしまい、急いで帰るとこの状況だった



「そうだ、大事な話があるんだけど。ご飯の時いい？」

『うん、もちろんだよ、じゃあとりあえず着替えてくるね』



大事な話かぁ悟からなんて珍しいよな少し怖い

寝室に行き、前に買ってもらった部屋着を着てすぐにもどる



『美味しそうっ、これ本当に悟の手作り？すごすぎるよ！』



食卓には綺麗に盛りつけられたハンバーグとスープ、サラダまであった



「でしょー。僕こんなのもできちゃうんです！やっぱ最強」

『はいはい』


褒め過ぎるとすぐ調子乗るの忘れていた



.




『「いただきます」』


箸でお肉を割るとジュワッと大量の肉汁が出てくる

それを口に運ぶとほっぺがとろけるくらいのおいしさと食感



『おいしすぎるよーさとるー』

「は？かわいい」



味もいい感じにご飯が進む具合の味で、スープもじゃがいもの皮むきからちゃんと始めた美味しさがある

そんなご飯の味に浸っている私に悟は口を開いた

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