考えはコンマ5の範囲内。 ページ1
「A、やはり俺を選ぶのが得策だ。来い。」
「Aさん、僕で良いんじゃないですか…?」
『いえ…あの…私は……』
……………
桜にかわり花紅柳緑、紅葉咲き誇る秋の上旬。
容姿端麗、品行方正とはよくいったもの。其らの言葉がピタリと当てはまる彼女。その面にふわりと効果音が付くかの如く朗らかな笑みをうかべ、
この秀知院学園、正門をくぐって……
はや一年半……!!!
頭脳明晰な彼女の頭すら悩まし、夢にまで現れるようになった彼等の元へ。重い足取りすら一周回ってなくなった生徒会室へ足を運ぶ。
『(正夢にならないことを祈ろう…)』
コンコンコン…
『失礼いた…「あぁ〜✨Aちゃん〜!!!!!ぐっどたいみんぐです〜✨さあさあ、入って座って〜♪」
「今から王様ゲーム皆でするところなんですyo〜✨」
「あら…Aさん、早々巻き込んでしまって申し訳ないです…」
『いえいえ!最近はもう寧ろ楽しみはじめてますから♪』
「まぁ…クスッ」
「さっすが、Aちゃんのそう言うところ大好きです〜✨」
解説もなく始まるゲームの一つや二つ彼女にとっては既に日常茶飯事!卓上に乗せられた藤原手書きの紙で状況を把握することなど造作もないのである。しかし見る限り今いるのは、ゲームの準備を着々と進める藤原千花。少し笑みを浮かべただけでセルフでハイライトとバラを周囲に散らす四宮かぐや。誰が気づくかという程会長のデスクの端でひっそりと機器を弄る石上優。のみだ。しかし机には4つの紙が準備されている。
「さっきミコちゃんが帰っちゃって、続きどうしようかな〜って思ってたんですよ〜✨」
『なるほど…しかし変わったメンバーで遊んでたんですね〜』
「…え?」
『…え?』
…理解。彼女が石上を示すと瞬く間に青ざめる藤原。
「ちょっっと!!石上くん今までのゲームずっと聞いてたんですか!!!!あり得ない!!変態!!!!」
『(どんな内容の事をしていたのか容易に想像つくからやだな…)』
殴りかかりはしないものの相当の言葉の暴力の後、石上を辱しめてやろうと言う(浅はかなンンッ)藤原の考えを備え王様ゲームが開始されることになった。
ガチャ
「お!A〜♪今日「あ、会長!会長も強制です!!!( `□´)」
「え、俺…何かしたか…;;」
無論。教師の元へ仕事に行ってきたばかりの白銀も捕まった。
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作者名:あいすてぃー | 作成日時:2020年5月31日 22時