どうしたむーくん ページ6
｢いやまぁ…フリだよね。｣
冷静になって考えてみた。
フリじゃなかったらやばい。
むーくん好きに殺される。
｢そうだろうけど…じゃあ、やって見る？｣
｢…え｣
私が驚きの声を漏らした時には
既にむーくんに押し倒されていた。
突然のことに頭が追いつかない。
｢台本には…王子は死んでいる姫に
近づいて、そのまま｣｢ストップ！！｣
｢…なに、どうかした？
もしかして恥ずかしくなった？｣
ニコニコと他人事のように笑うむーくん。
こちとらバレたらあなたのファンに
殺されるんだが？
｢当たり前でしょ！？
…まぁ劇でするんだし、
慣れておいた方がいいんだろうけどさ…｣
｢だよね？じゃあ再開するね。｣
｢えっちょ｣
もうむーくんの顔はすぐ目の前にあって
(もう無理だするつもりだ)と思って
攻めてもの抵抗で唇を噛んで
目をつぶった。
…だが、唇にはずっと何も来なかった。
その代わり
｢こんな感じだよね？｣
｢ひゃ、そ、そうだと思う｣
耳に来た。
耳元で囁かれた。
これが｢耳が孕む｣ってやつ？
｢でもよかった。むーくん止まってくれて。
好きな人としかやったらダメだよ？｣
小さい子に説教するように、
優しい声色で言う。
｢…そうだよね、
好きじゃない人とはやらないようにする。｣
少し不貞腐れてるけど、
とりあえず納得してくれた。
｢それでよし。
…劇の都合上、私にはやらないとだけど。｣
｢練習でも何回かするけどね。｣
｢あーそっか…私もそれで慣れないとね。
劇で恥ずかしくなって
セリフ出てこないとか困るし。｣
…慣れれるかどうかは別として、
慣れる努力はしないとね。
｢じゃ、もっかいやる？｣
｢今日はもういいよ！
…それより、序盤の方の練習しよ？｣
｢…そうだね。じゃあ2ページ目からね。｣
そして私たちは真面目に練習を始めた。
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
Aちゃんは無一郎くんのことは
普通にイケメンでいい人とは思ってます。
だけど小学校高学年くらいから
自分と無一郎くんとの差に気づき始めたり
周りからの幼なじみの立場を
妬んでいる視線が嫌になって
自分から離れ始めて距離ができていきました。
また仲良くしたいな、とは思っていたけど
取り巻きの女子が邪魔で言えず
今回姫と王子役という形で
また接点ができたことが
結構Aちゃんは嬉しいらしいです。
ラッキーカラー
あずきいろ
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すみれ。(プロフ) - 名無し戦隊さん» 名無し戦隊さん、ありがとうございます！テストも終わったのでそろそろ更新していこうと思ってます！返信遅れてごめんなさい… (2021年11月30日 21時) (
レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
名無し戦隊 - 何回も読みました！続きが楽しみです。更新がんばって下さい!応援してます (2021年11月28日 14時) (レス) @page23 id: cdaa405a79 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - こんさん» こんさん、ありがとうございます！一気読み！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 初めまして！本日一気読みさせていただきました！面白すぎて時間を忘れて読んじゃいました！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page23 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 彩さん» 彩さんありがとうございます！好きって言ってくれてとても嬉しいです！頑張りま〜す！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
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