人権などない ページ4
そして直ぐに放課後がやってきた。
理由は単純寝てたから。
昼休みは本気で友達のノート写してた。
友達が優しくて助かった。
…とは言ってもさっきも寝てたけど。
｢じゃあさようなら！｣
先生のその声と同時に色んな人が
帰ったり、部活場所に向かっている。
私は多目的室に行かないと…
｢A、一緒に行こ？｣
｢うん、分かった…ふわぁ。｣
やっぱまだ眠いけど起きないと。
起きて練習しないと…
｢ちょっと待って！｣
｢？どうしたの…｣
｢練習する前に、
ちょっと採寸させてほしいの！｣
採寸…？服のサイズ測るやつだよね。
あ、そういえば。
｢衣装作る人達？｣
｢そう！だからちょっと家庭科室に
2人一緒に来てくれない？
動かなかったらすぐ終わるから！｣
｢うん、わかった。
じゃあ行こう？時透くん。｣
むーくんはこくりと頷き
私たちは家庭科室に向かった。
｢ちゃんと一ノ瀬さんは女子が、
時透くんは男子がするから安心してね！｣
それはありがたい。
さすがに男子に体触られるのは無理。
恥ずかしいし。
｢じゃあ時透くんは左、
一ノ瀬さんは右ね！｣
それぞれ言われた方に向かうと、
何人かメジャーを持った人たちがいた。
｢じゃあ、よろし｣｢あ、制服は脱いでね。｣
｢え？あー体の正確なライン
測れないからか。わかった脱ぐね。｣
｢理解が早くて助かる！｣
・
｢えっ一ノ瀬さんご飯食べてる！？｣
｢食べてるよ？メロンパン。｣
｢パンだけじゃ足りないよ！
ほかのも食べて！｣
｢でもなんで他の人と同じくらい
胸あるの！？普通ないもんでしょ！？｣
｢ちょ、声でかいって…
隣に男子いるんだよ？｣
…人権をください。
じっとしてれば終わる、
じっとしてれば終わると言い聞かせて
何とか終わった。
｢よし、終わった！
ありがとう一ノ瀬さん！｣
｢あ、うん、こちらこそ｣
｢…ごめんね、普段採寸とかしないから
みんな盛り上がっちゃって…｣
｢いや、大丈夫…｣
早くむーくん帰ってきてくれ。
そして人権くれ。
｢A、もう終わったんだ。｣
｢あ、うん。終わったよ。
時透くんも？｣
むーくんが左側からでてきた。
…人権はあるっぽい。
｢じゃあ、今度こそ練習始めよっか。｣
｢うん、わかった。｣
そして私たちは今度こそ
多目的室に向かった。
｢なんか大変だったね。｣
｢…そりゃ聞こえてるよね…｣
ラッキーカラー
あずきいろ
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すみれ。(プロフ) - 名無し戦隊さん» 名無し戦隊さん、ありがとうございます！テストも終わったのでそろそろ更新していこうと思ってます！返信遅れてごめんなさい… (2021年11月30日 21時) (
レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
名無し戦隊 - 何回も読みました！続きが楽しみです。更新がんばって下さい!応援してます (2021年11月28日 14時) (レス) @page23 id: cdaa405a79 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - こんさん» こんさん、ありがとうございます！一気読み！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 初めまして！本日一気読みさせていただきました！面白すぎて時間を忘れて読んじゃいました！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page23 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 彩さん» 彩さんありがとうございます！好きって言ってくれてとても嬉しいです！頑張りま〜す！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
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