電車の中で ページ19
｢ねぇ、さっきのってどういうこと？
私は釣り合わないと思うって言った後の。｣
｢え？何も言ってないはずだけど。｣
｢え、そうだっけ？それならいいや。
次のお店行こ！｣
気のせいか。
まぁ私は別にすごく可愛いって訳じゃ
ないから言ってても冗談なんだろうけど。
・
入ったのは昼過ぎだったはずなのに
出たらもう夕方になっていた。
｢ちゃんと全部買えてよかった。
よし、帰ろっか。｣
｢うん、もうそろそろ電車くるから
早くホーム行かないと。｣
そして私たちは急いで駅に向かい、
ホームに着いた。
着いた頃にはもう電車が到着していた。
｢ふぅ、セーフ。
あ、座れるじゃん！｣
走って疲れたからちょうど良かった。
ちょうど二人分くらい
席が空いていたから一緒に座った。
｢むーくん、私寝ると思うから
着いたら起こしてくれない？｣
｢だと思った。行きでも寝てたし。
大丈夫起こすよ。｣
｢ありがとう。｣
そこで電車の扉が閉まり動き出した。
そこから私はぐっすり眠った。
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
電車が進み出してからすぐに
Aはぐっすり寝てしまった。
僕は携帯を弄って駅に着くまで
しばらく待っていた。
すると突然、ガタンと大きく揺れて、
｢あ。｣
僕の肩にAが寄りかかった。
こんな漫画みたいなこと、本当にあるんだ。
そう思うと急激に心臓がドクドクと
脈を打ち始めた気がした。
僕の肩ですやすやと眠っている姿が
可愛くて可愛くて仕方がない。
(やっぱり、Aのこと好きだなぁ)
そう、ふっと思った。
昼だって誤魔化したけど
｢可愛い｣って言った。恥ずかしかっただけ。
やっと恋心に気がついた5年生の頃から
避けられ始めたけど、またこうして
話せるようになった。
ずっとずっとAのことが好き。
いっその事接している肩から
ドキドキしているのが伝わって
好きって気づいたらいいのにと思った。
(まぁ気づかないだろうなぁ)
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
｢A、起きて。駅だよ。｣
｢ふわぁ…ありがとむーくん…｣
約束通り起こしてくれたむーくんに
ついて行って駅を出た。
｢今日、楽しかった？｣
｢うん、むーくんと出かけられて
楽しかった。買い出しじゃなくても
一緒に遊びたいな。｣
｢！…うん、次はそうしよっか。｣
そんなたわいもない会話をして、
私たちは家に帰った。
ラッキーカラー
あずきいろ
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すみれ。(プロフ) - 名無し戦隊さん» 名無し戦隊さん、ありがとうございます！テストも終わったのでそろそろ更新していこうと思ってます！返信遅れてごめんなさい… (2021年11月30日 21時) (
レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
名無し戦隊 - 何回も読みました！続きが楽しみです。更新がんばって下さい!応援してます (2021年11月28日 14時) (レス) @page23 id: cdaa405a79 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - こんさん» こんさん、ありがとうございます！一気読み！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 初めまして！本日一気読みさせていただきました！面白すぎて時間を忘れて読んじゃいました！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page23 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 彩さん» 彩さんありがとうございます！好きって言ってくれてとても嬉しいです！頑張りま〜す！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
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