お姫様抱っこ ページ14
｢Aー、Aー。｣
｢んく…むーくん…？｣
体を揺さぶられる。
周りを見ると誰もいなかった。
｢…え、みんなは…｣
｢みんなもう部活。僕達も練習しよ？｣
｢あ…うん…｣
眠くて頭が回らない。
まだ半分くらいは寝てる。
けど無理やり体を起こして練習を始めた。
・
｢そろそろ押し倒されるのも慣れた？｣
｢うん、一応…｣
押し倒されるのに慣れるという
パワーワード。
でも実際慣れたんだし。
｢まぁ他にもラブシーン？って
いうのかな。そういうのあるけど。｣
｢え、あったっけ？｣
正直練習の時にしか台本を
見ていないから分からない。
｢あるよ、ほら。｣
そう言ってむーくんが指さしたのは
｢え、え？お姫様抱っこぉ！？｣
｢なに、押し倒されて
キスされるシーンよりは
まだ緊張しないんじゃない？｣
｢え、いや…｣
｢なにか問題でもあるの？｣
いや、あの。
言ったら言ったで怒るよね。
でも言わなくても怒るよね。
詰んだ。もういい言ってやる
｢むーくん、私の事持てるの？
倒れたりしない？｣
よし言った。
もうミッションコンプリート(？)
顔色を伺おうと顔をちらりと見ると
｢…は？｣
はいもう機嫌悪い詰んだ！！
でも不安なんだよなぁ。
｢だって！身長ちょっとしか変わらないし、
むーくん細いから心配なの！｣
むーくんが何cmかは知らないけど
見た感じそんなに変わらない。
私の方が少し低いとは思うけど。
｢はぁ…僕のこと舐めてんの？
これはAでも怒るよ。｣
｢え、ごめん。
…でも本当にできるの？｣
｢Aくらいならいけるよ、ほら。｣
そう言って私のことを
簡単に持ち上げてしまった。
…あれ、何でこんな身体
ガシッとしてるの？
意外と力あったんだ…
｢ほら出来るでしょ？｣
｢す、すごいねぇ…
小さい頃とは違うね。｣
｢もう、僕当たり前でしょ？｣
そう言ってぷんぷんと怒る姿は
小さい頃のむーくんと変わらなかった。
｢ふふふ。そうだね。
じゃあ、そろそろ降り｣｢おーい！｣
｢おーい！無一郎？
今日部活あるっていっ…は？｣
声の方をむくと、そこには
｢ぴゃー！！！｣｢うるさい！！｣
むーくんのお兄ちゃんの
ゆーくん…有一郎くんがいた。
むーくんにお姫様抱っこされながら
叫んだ。
…自分の天敵が現れたら誰だって
叫ぶでしょ？叫ばない？
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
Aちゃんの身長は156cm。
時透くんと4cm差。
ラッキーカラー
あずきいろ
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すみれ。(プロフ) - 名無し戦隊さん» 名無し戦隊さん、ありがとうございます！テストも終わったのでそろそろ更新していこうと思ってます！返信遅れてごめんなさい… (2021年11月30日 21時) (
レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
名無し戦隊 - 何回も読みました！続きが楽しみです。更新がんばって下さい!応援してます (2021年11月28日 14時) (レス) @page23 id: cdaa405a79 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - こんさん» こんさん、ありがとうございます！一気読み！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 初めまして！本日一気読みさせていただきました！面白すぎて時間を忘れて読んじゃいました！応援してます！更新頑張ってください！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page23 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 彩さん» 彩さんありがとうございます！好きって言ってくれてとても嬉しいです！頑張りま〜す！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: d26d96fde9 (このIDを非表示/違反報告)
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