検索窓
今日:26 hit、昨日:4 hit、合計:27,920 hit

ページ26

ゆかりside


「じゃあ教えてあげる。
あなたが将棋部にいると
アンタと有一郎くんが
仲良くなるでしょ!
だから私と有一郎くんが
仲良くなれなくなるのよ!」


…私がいてもいなくても、
仲良くなれるかは分からないのに?
変な人。


「別に私がいても変わらないよ?」


「っ、ああっもうめんどくさいわね!
揚げ足取りして楽しい!?」


「別に取ってるつもりは
ないんだけど…」


これがいつも妹が言ってる
「地雷を踏む」ってこと?
その子は地団駄を踏んで
私を壁に押し付けた。いたい


「いいからさっさと
将棋部やめなさ」


「ゆかり、っ…なにがあった?」


有一郎が現れた。
遅いからきたのかな。
ごめんね。


「えっとね、なんかこの子に」
「あっ有一郎くん!私、ゆかりちゃんと
仲良くなりたくて呼び出してたの!」


…?
仲良くなりたいって行動じゃ
なかったけど?


「え?将棋部やめ」
「あっ、ゆかりちゃん借りてて
ごめんね!はい、もういいよ!」


その子は私を有一郎に押し付けて
どこかに行ってしまった。


「…何された?」


「なんかね、私と有一郎くんが
仲良くなれないから将棋部やめろって。
変だよね、意味わからない。」


なんだったんだろう、あの子。
面白い人なのかな。
私は面白くなかったけど。


「…ゆかりは、俺と話してて
楽しいのか?
今回みたいになにか酷いこと
言われることもあるだろ?」


「今回が初めてだよ?
有一郎と話すのはとっても楽しい。」


「…ゆかりって、なにか狙って
行動を起こすことがなさそうだよな。」


「たとえば?」


狙いってどういうことなんだろう。
この人と仲良くなりたい、とか
この人に好かれたい、とかかな。
私は誰とでも仲良くなりたいけど。


「俺に話しかけてくる女子って、
だいたい顔目当てとかなんだ。
ゆかりはそういうの
考えてなさそうだからさ。」


「まずイケメンの基準が分からないし。
顔目当てもないよ。
私は有一郎とただ仲良くなって、
話したいだけだよ。」


そういったら、
有一郎は少し笑って


「…よし、部活行くか。」


「えっ、急だね!?」


「無一郎が待ってるだろ?」


「あっそうだった!
よし走っていこう!」


「いやそれはやめろ。」


若干無理やり話を終わらせられた
気もするけど、
私は部室に向かって走っていった。


…有一郎が少し目に涙を
溜めているように見えたのは、
気のせいだったのかな?

まとめ※本編×→←銀杏組での出来事


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紡葉(プロフ) - すみれ。さん» 楽しみにしてますね! (2021年8月11日 10時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 紡葉さん、今回も見ていただきありがとうございます!頑張って更新していこうと思います。 (2021年8月10日 15時) (レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
紡葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品も楽しみにしてますねっ! (2021年8月10日 14時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すみれ。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月10日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。