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銀杏組での出来事 ページ25

ゆかりside


将棋部に入って1週間経った日の
月曜日の休み時間。
私の近くには誰も来なくなっていた。


「今回は、早いな」


そう呟いても誰も気にしてない。
気にしてはくれない。
まぁ一年よりはマシだ


「ゆかりー喉乾いてない?」


「…あ、私買ってくるよ」


「マジ?ありがと!」


「ゆかりってまじ便利。私らのATMww」


「それな!アハハハハ…」


あれよりはマシ。大丈夫。
まだ私には、有一郎とか妹もいるから
大丈夫。


「有一郎くんって好きな子いる?」


「別に居ない。」


「えーそうなんだ!
私頑張っちゃおうかなぁ…!」


何を頑張るんだろう。
有一郎の近くでキャッキャと騒ぐ
女の子がいた。
…あ、そういえば。


「ねぇねぇ有一郎!
今日って部活あったっけ?」


「はぁ、忘れたのか?ある。」


「そっかぁありがとう!」


よかった、部活あった。
そう思って席に戻ろうとしたら


「ねぇ、ゆかりちゃんだっけ?
今日放課後残っててくれない?」


「え?分かった!
あ、ということで有一郎、
今日ちょっと遅れる!」


「わかった、無一郎に伝えとく。」


さっきの会話で部活があることは
しってるだろうし、
早く終わらせてくれればいいけど。
そう思いながら私は席に戻った。








キーンコーンカーンコーン


やっと放課後。
とは言っても私はしばらく
残らないと。
…呼び出してきた子って、
なんて名前だっけ…


「ちゃんと残ってたのね。」


「うん!残っててって言われたから。
で、何かあるの?
部活あるから出来れば手短に」


「あんたさぁ、なんなの?」


「何が?」


せめて主語を話して。
エスパーじゃないから分からない。


「部活のことよ!あなた有一郎くん
狙いでしょ?
そんなのでは言ったら迷惑って
言われなかったの!?」


…?
そんなこと言われなかったし、
まず私は有一郎目当てじゃない。


「私は将棋が楽しそうだったから
入ったんだけど…?」


「しらばっくれないでよ!」


そう言って私の胸元を掴んできた。
力強いね。


「本気で言ってるんだけど…」


「将棋なんか楽しいわけないでしょ!?
有一郎くんの顔目当てなんでしょ。」


「…じゃあどうすれば?」


「将棋部やめて。私の邪魔。」


…Why?


「なんで私が将棋部にいることが
あなたの邪魔になるの?」


「…あんた本当にめんどくさいわね!
言わないと分からないの!?」


頷いたら舌打ちされた。

▼→←弓道部


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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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紡葉(プロフ) - すみれ。さん» 楽しみにしてますね! (2021年8月11日 10時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 紡葉さん、今回も見ていただきありがとうございます!頑張って更新していこうと思います。 (2021年8月10日 15時) (レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
紡葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品も楽しみにしてますねっ! (2021年8月10日 14時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月10日 8時

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