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優勝者 ページ23

Aside


ガチャガチャとコントローラーを
いじる音が部屋の中にみちる。
無一郎さんの方を見てみると、
高くまで積み上がっているが
繋がってないみたいだ。


(これなら、適当に連鎖すれば…)


そう思って連鎖させようとしたら
無一郎さんが連鎖させた。
4連鎖は対応できない。
そう思って私も連鎖した。


「あー」「えっと」「あれ」「そうだ」


私の連鎖は無一郎さんの連鎖を
相殺して、どんどんおじゃまが
溜まっていった。
何とか立て直そうとしていた所に
降ってくる。


「ばたんきゅ〜」


そう言って無一郎さんのキャラは
倒れた。


「ゲーム大会優勝者は妹ー!
おめでとー!」


「いや、まぁ…初めてやった人には
そりゃ勝つでしょ。」


「ゆかり、兄さんに負けてたよ?」


…そういえばそうだったな。


「ごめん、姉さん。」


「許さん」


あははと笑って誤魔化す。
…でもこれ、終わったら何するの?


「それより、優勝したら
何かあるの?」


「んー、何か言うことひとつ聞くとか?」


自分の首を絞めてどうするんだ、と
思ったけど黙っておいた。


「じゃあ姉さん、今からダッシュで
みたらし団子買ってきて。」


「それでいいのか?」


「うん、遊びだし。」


「じゃあ行ってくる待ってて妹!」


そう言ってドタバタと出ていった。
…本当にダッシュで行っちゃった。


「ねぇ、A。僕らへのお願いは?」


「え?うーん」


正直一つだけと言われたから
考えてなかった。
一人一つってことか。
…そうだ。


「じゃあ、もし姉さんが
将棋部入りたいって言ったら
入らせてあげてほしい。
あれだけ楽しそうな姉さん
初めて見たからさ、多分入ると思う。」


そう言ったら無一郎さんは
少し嫌そうな顔をした。
…仲がいいのか悪いのか。


「…まぁ、僕が負けたのが悪いし、
いいよ。兄さんは?」


「俺もいい。」


「2人とも、ありがとう。
よろしくね?」


そう言うと、姉さんが
息を切らして帰ってきた。


「はぁ、妹、みたらし団子
買ってきたよ…」


「早いね。ありがとう姉さん。」


冷蔵庫の中入れてくる、と言って
私は部屋を出た。





そこからは、ゲームをしながら
お菓子を食べたりして時間が過ぎた。
そして数時間がたち、


「じゃあ、僕ら帰るよ。
じゃあね、2人とも。」


「バイバーイ!」「またね。」


そう言って2人とも帰った。
姉さんが部活に入るかは分からないけど
将棋部に迎えてくれるのは
本当に感謝したい。

弓道部→←ゲーム大会開幕


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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紡葉(プロフ) - すみれ。さん» 楽しみにしてますね! (2021年8月11日 10時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 紡葉さん、今回も見ていただきありがとうございます!頑張って更新していこうと思います。 (2021年8月10日 15時) (レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
紡葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品も楽しみにしてますねっ! (2021年8月10日 14時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月10日 8時

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