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Aside


しばらく見続けていて思ったこと。
本当に、本当に2人には
申し訳ないけど、


(ものすごく、つまらない。)


2人とも黙ってやってるし、
私にはそんな知識もないから
当然なのかもしれないけど、
ぜんっぜん興味がおきなかった。
これは姉さん、寝てるかもな。と思い
横をちらりと見たら、
信じられなくて2度見した。


姉さんが、目をキラキラさせて
じっと見ていた。
実はルールを知っていて、
すごいと思って見てるのかな。
…姉さんに限ってそれは無い。


それから10分くらいたった後。


「…まいりました。」


「すごいね、時…無一郎。」


「Aが見てるから
頑張っちゃった。」


結果は、無一郎さんの勝ちだった。
有一郎さんが少し悔しそうにしていた。
そういえば、


「姉さん、やたら目をキラキラさせて
見ていたけど、ルール知ってたの?」


「え?知らないけど。」


「じゃあなんで?」


「私だったら絶対ルール覚えても
無理だろうなって思ってた。」


「そりゃそうだろ。俺らプロだし。」


え、プロ?


「え、プロなのすごーい!」


姉さんも驚きを隠せないようだ。
隠す気なんてないんだろうけど。


「なぁ、A、だっけか?
ちょっと話しないか?」


「え、あ、分かりました…」


とうとう姉さんを押し付けすぎて
怒ったのではないだろうか。
そりゃそうだ。
初対面は姉さんを押し付けて
自分は逃げたのだから。


「えー!妹は渡さないからね!」


「兄さん…?」


「バカ、ただ会話するだけだよ。
…でもちょっと他行っててくれないか。」


なんだろう。
怒鳴りつけたりでもするのかな。
無一郎さんと同じ顔のはずなのに
有一郎さんが少し怖い。
…無一郎さんもたまに怖いから一緒か。


「えー!やだ」「クロワッサン奢り。」


「分かった今すぐ外出る!!」
「えっ、は」


姉さんは無一郎さんの腕を掴み
勢いよく外に出た。
腕、大丈夫かな。


「あ、あの…話したいことって…?」


問題はこの人だ。
姉さんの事なんだろうなって
思ってるけど。


「何個かあるんだけど。
1個目はその敬語。
なんで敬語なんだ?」


…なんか、


「無一郎さんと同じこと言ってますね。
無一郎さんも最近なんで敬語なのって
聞いてきたんですよ。」


「俺のはなんでだ?」


「…姉さんを助けてもらってるからって
言うのと、仲良くしてたら
他の女子に怒られるかなって。」


「ふーん…」


自分から聞いておいて、
ふーんとはなんだふーんとは。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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紡葉(プロフ) - すみれ。さん» 楽しみにしてますね! (2021年8月11日 10時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 紡葉さん、今回も見ていただきありがとうございます!頑張って更新していこうと思います。 (2021年8月10日 15時) (レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
紡葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品も楽しみにしてますねっ! (2021年8月10日 14時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月10日 8時

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