彼氏に蹴り〇されたので別人になって仕返しします★[中原中也]

4話 貴方に会いたいです ページ5

貴方に会いたいです。

でも、会えません。

理由は簡単、私はもうポートマフィアを抜けたから。

否、正確には、「私はもう死んだことになっているから」か。

今更ポートマフィアに行ってもだれも信じてくれないでしょう。

2回も死ぬとかごめんですよ。

さぁ、ではどうしようか……





ーーーーーそうだ！武装探偵社に頼みましょう。

えっと、武装探偵社の電話番号はなんだろう……？

サイトを見てみましょう。

ポチッとな。

『……あった……』

番号を入力して、通話ボタン……



が押せない！

いやいや、普通に無理だって！

発声練習なんて数週間してないよ？！

だけどここは覚悟を決めるしか……

『あっ、』

「プルルルル……」

オーマイガー……

バランス崩して押しちまったよ……

？「はい、もしもし？」

あぁぁぁぁぁ〜！

落ち着け、落ち着け……

スーハー。

？「えっと、イタズラ電話ですか？」

あぁぁぁぁぁ〜！×10

くっ、ここはやるしかない！

『あ、あの……』

『あ、ある人物とあ、ああああ、会いたくて……』

私のバカ！完全にヤバいやつじゃん！

？「あ、成程！人探しのご依頼ですね？少々お待ちください！」

良かった〜、ちゃんと伝わった〜

電話からなんか声がする。

怒鳴り声……え？！

なんて物騒な会話をしているんだ……←

かれこれ悶々とすること数十秒。

？「はい、こちら中島から電話を代わりました、国木田と申します。」

『あ、はい、ええと……』











『中原中也という人物に会いたいんですが……』

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