男の子の日【MeseMoa.】

＊ ページ5

と「ただいまー」


　二「おじゃましまーす」


　 夕飯を済ませて二人でテレビを見ていると、二回目の腹痛に襲われる。


　二「とみたけ！？」


　と「おなか痛いっっ…」


　 薬飲みたいけどにばんくんの前で生理痛の薬なんて飲めない


　 にばんくんが近くにあったブランケットをかけてお腹をさすってくれる。


　 あまりの痛さに涙が出てくる。


　と「にばんくんっ…グズッ」


　二「とみたけ、薬とかないの？」


　と「な、ない」


　 そういえばキッチンに薬置きっぱなしだ…


　 にばんくんが薬を探してキッチンに置きっぱなしにしてあった“生理痛”の薬を持って来た。


　二「とみたけ、これ…」


　 全身の血がサーっと引いていく。


　と「それはその、、、えっと、そのっ…！」


　 パニックになって涙がぽろぽろとこぼれる。


　二「大丈夫だから。ゆっくりでいいから話して？」


　 背中をさすってくれてだいぶ落ち着いてくる。


　と「あのね、俺生理がくるの。だから今日お腹痛くなっちゃてっ。男なのに気持ち悪いよね、
　 ごめんね、隠してて…」


　 話し終わるとにばんくんに抱きしめられる。


　と「にばんくん？」


　二「話してくれてありがとう。話したくなかったと思うのにごめんな」


　と「おれのこと嫌いにならない？気持ち悪くない？」


　二「嫌いにならないし、気持ち悪いなんて思わないよ」


　と「俺、彼氏がにばんくんで良かった！」


　二「なんだそれｗｗ俺も彼氏(？)がお前で良かった。」



　


　 二人でベッドにはいる。


　 今日はいつもお塩なにばんくんが優しかったな。


　 打ち明けてよかったかも///


　 繋いでいる手をぎゅっと握るとぎゅっと握り返してくれた。

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