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『……久しぶり、だね』
｢……久しぶり。｣
『高校卒業以来？かな。大学は別だったし。』
｢…Aは今は何してるんだ？｣
『私はずっと夢だった小学校の先生やってる。
…等々力くんは、警察官だよね。』
｢……………ああ。｣
『｢………………｣』
再び沈黙が訪れる。
どうすればいいのか分からず、街の風景に目を向けると遠くの電柱に止まっていたカラスが羽ばたいて何処かへ行ってしまった。
『等々力くん、』 ｢なぁ、｣
等々力くんの声と自分の声が重なる。
思わず2人で顔を見合わせた。
｢あ、いや。悪い、Aから話して。｣
『あっ、えーっと、ごめん。沈黙に耐えきれなくて、名前読んだ、だけ…です。』
｢そう…か。｣
『等々力くんは…？』
｢俺もAと同じ。まぁ…久々に同級生と会うとこんな感じだよな｣
等々力くんがそう言って少しだけ笑うと、私も釣られて同じ様に笑う。
これまでの出来事が全部嘘と錯覚するみたいに、今はひどく穏やかな時間が流れていた。
｢なんか、Aがこっちに引っ越してきた頃を思い出す。｣
『え？』
｢最初は今みたいに俺の隣の席だったよな。｣
『…うん。そうだったね。』
｢………なぁ、A。俺ずっと気になってた事があるんだけど｣
『ん？』
等々力くんの声色が真剣味を含んだ気がした。
その等々力くんの表情に思わず唾を飲み込む。
｢なんでお前あの時─────｣
"バンッ！バンッ！バンッ！！"
等々力くんの口が何かを言おうとした瞬間、
等々力くんを遮るようにして下の方から何かを叩く音が聞こえた。
屋上から下を覗くが、何が音をたてていたのかは分からない。
もしかしたら屍が消防署に侵入したのかもしれない。
等々力くんはその音を聞いた直後、もの凄い勢いで走って屋上から出た。
私もそれに続いて等々力くんの後を追うように、階段を猛スピードで駆け下りたのだった。
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m(プロフ) - さらさん» はじめまして、コメントありがとうございます！嬉しいと言って頂けて何よりです！ミンジュンくんもかっこいいですよね！是非更新しましたらまた読んで頂けると嬉しいです！ (2021年2月10日 8時) (
レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！等々力さんも大好きなので、お話書いてくれて嬉しいです！！一番はミンジュンくんです！！続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですがお体には気を付けてくださいね！！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 化狐さん» コメントありがとうございます......！等々力さんのお話少ないですもんね。是非また更新しましたら読んで頂けると嬉しいです！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
化狐(プロフ) - 等々力さんの小説を待ってました………っ！！更新待ってます！！！ありがとうございます…！ (2021年2月9日 20時) (レス) id: 8707569254 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - にゅーとさん» コメントありがとうございます！嬉しいと言って頂けて何よりです。更新頑張りますので、また是非読んで頂けると嬉しいです！ (2021年2月9日 16時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m | 作成日時：2021年2月9日 10時
