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6＿＿side.KK ページ11
工藤A……
俺は職員室に案内した彼女を待っている間、その彼女のことをずっと考えていた。
彼女は紛れもなく、最後に会ったのが一週間前のあの少女だろう。そしてあの時俺は決めたんだ、絶対に俺の＿＿＿
……そんなことより、明るい場所でしっかりと顔を見て声を聴いてみると、いつか初めて怪盗キッドとしての俺と彼女が対面した日から浮かんでいる一つの“思い当たるフシ”の可能性が濃くなっている気がする。
いやでも確か“彼女”の名字は＿＿＿＿＿
ガラッ。目の前の職員室の扉が開き、Aと俺のクラスの担任が並んで出てくる。
考え事を一度中断して、Aに待っていた理由を説明し、先生から「工藤さんはひと月だけ同じクラスだ」ということを聞かされる。
(まーじか…)
ほんと、運命ってやつはあるんじゃねえか？なんて思えてくる。だって今日は＿＿＿
「5月29日だしなぁ…」
『何か言った？』
「んーや何も！」
日付までしっかり覚えてるなんて、俺って女々しいのかな、なんて考えているうちに、HR教室へとたどり着く。
Side＿KK fin
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華月(プロフ) - milk tiramisuさん» ありがとうございます！！とっても励みになります；； (2019年5月6日 21時) (
レス) id: 4a5a738660 (このIDを非表示/違反報告)
milk tiramisu - すごく好きです！このお話！ (2019年5月6日 18時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華月 | 作成日時：2019年5月3日 0時
