235話 ページ9
「呪術師は呪霊を倒すお仕事です。
個性とは違う『術式』という力を使います。
はい、
「ジュジツシハジュレイヲタオスオシゴトデス……
コセイトハチガウ『ジュツシキ』トイウチカラヲツカイマス……」
全く理解できていない雷に、無理矢理知識を叩き込ませ、
「はい良くできました〜(棒)」と返してから私は話を続けていく。
「呪術師にも呪霊にも、強さによって階級が分けられる今から分かりやすく説明する」
そう言って、私はチョークを手にとり、黒板にサラサラと文字を書きながら口を動かす。
「階級は5段階に分かれていて、一番下が4級。一番上が特級。
今書いてるのは呪霊の等級づけだから、まぁざっくり書いたけど……」
そう言って、カランッとチョークを戻す。
それと同時に、クラスの全員の視線が黒板に向いた。
『4級 木製バットで余裕。
3級 銃があれば安心。
2級 散弾銃でギリギリ。
1級 戦車でも心細い。
特級 クラスター弾の絨毯爆撃でトントン』
2級の説明を見てからの皆の表情が青ざめていた。
特級の対処法をみた時のあの顔はもう、青ざめるどころか土色だ。
表情豊かなのはいいことだけどね。恵とか見てみなよ。
あの表情筋の固さ。
皆が説明を読み終わったのを確認して、私はトドメをさしていく。
「ちなみクラスター弾の絨毯爆撃でも4級呪霊は死なないよ？
これはあくまで例えであって、さっきも言った通り呪いは呪いでしか祓えないから」
皆の顔が絶望に満ちた瞬間だった。
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あいすくりいむ(プロフ) - クロイルカさん» それは良かった！！長すぎて気にしてたので！！ (2022年8月29日 6時) (
レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
クロイルカ - 長ーい小説大好きです！！ (2022年8月28日 11時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - 駄作者うゆ*さん» え、ありがとうございます。え、読み返…え？（混乱） (2022年8月20日 10時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者うゆ*(プロフ) - 何度も読み返してしまうのがこの作品 (2022年8月19日 23時) (レス) id: 09414cba83 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - まほーしょーじょ めーぷるさん» めーぷるさんもめっちゃ神じゃないですか！！そんなこと言って下さるなんて！！あいすくりいむ感激の舞い o(^-^o)(o^-^)oｽﾞﾝﾁｬｶｽﾞﾝﾁｬｶ (2022年6月8日 17時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年5月6日 22時
