263話 ページ37
ドンッ！と大きな音が響いたと思えば、すぐ足元の地面が揺れる。
何が起こったかなんて考える前に、私は後ろから近づいてきた球を瞬時に振り返って瞳に捉えた。
そして反射的に、その球を凍らせて動きを止める。
なんだ？何事……？
そう思って怪訝に眉を寄せるも、
目の前に猛スピードで迫ってきた氷壁が、それ以上考えることを阻んでくる。
その氷壁を蹴りで壊し、ざっと辺りを見回してみれば、
「………ふーん…なーるほど。
考えてきやがったな」
さっき気絶させたはずだった奴らが、私の周りを囲んでいて。
爆発も、紅白頭も、勿論緑も。その他諸々。
そこで私は、先程から感じていた違和感の数々が繋がった。
ふはっ、と思わず笑みを溢し、
遠くに立っている…さっき球を飛ばしてきた犯人に瞳を細めたまま目を向ける。
「これ、凄い策だね。
違和感は多少あったけど、大きな違和感じゃない。
だからうっかり流してたよ……
即興でこれを作れるのは凄い」
言葉に偽りを含まず、素直にそう言うとその張本人…ヤマモモは驚いたように目を見開いた。
誰かを殴ったり蹴ったりした時に感じた、あの手応えの無さ。
そして、索敵を分けずに皆のチームに入れた意味。
まず、わざわざなんでチームに分かれたのか。
その利点は？
それの全てが繋がる。
ヤマモモはもう凄いの次元越えて、気持ち悪い。
それでもまぁ………
________私には敵わない。
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あいすくりいむ(プロフ) - クロイルカさん» それは良かった！！長すぎて気にしてたので！！ (2022年8月29日 6時) (
レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
クロイルカ - 長ーい小説大好きです！！ (2022年8月28日 11時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - 駄作者うゆ*さん» え、ありがとうございます。え、読み返…え？（混乱） (2022年8月20日 10時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者うゆ*(プロフ) - 何度も読み返してしまうのがこの作品 (2022年8月19日 23時) (レス) id: 09414cba83 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - まほーしょーじょ めーぷるさん» めーぷるさんもめっちゃ神じゃないですか！！そんなこと言って下さるなんて！！あいすくりいむ感激の舞い o(^-^o)(o^-^)oｽﾞﾝﾁｬｶｽﾞﾝﾁｬｶ (2022年6月8日 17時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年5月6日 22時
