230話 ページ4
「今日は一限目から特別授業がある。
講師の方も来てくれるが、あまり騒がないように」
「「はーい！！」」
相澤先生のその言葉に、周りの人達が揃って間延びな返事をする。
なぜだろう、五条先生が講師と呼ばれることにとてつもない違和感を感じるのは。
いや、違和感っていうよりは、気色悪い…？鳥肌が立つ……？悪寒が走る…？みたいな……
そんなことを一人で考えていると、相澤先生が一言。
「それじゃあ早速始めようと思う
……お願いします」
いつも見ている相澤先生とは思えないくらい丁寧な言葉遣い。
そんなん五条先生ごときに使わなくていいのに……
そんなことを考えながら、チラッと扉に視線を送ると、
「は〜い♡」という言葉と共に、勢いよく開いた扉。
現れた白髪不審者。
全身黒づくめのその姿に、クラスの人は引きつった笑いを浮かべる。
そうなる理由もよく分かる。
珍しくヒーローの意見に賛同しながら、私は頬杖をつく。
あ、自分から前に出る気はさらさらない。
ワンチャン何も言わなかったら、そのままなにもせずに終われることがあるかもしれないから。
でもまぁ……それをさせてくれないのがこのウンコの特徴で
「じゃあ皆初めまして〜
僕、
よろしく☆
あ、あと、僕の他に講師はもう一人いるんだけど、その子も紹介するね。
っていうか、その子メインにこの授業進めていくから」
そう言って、あからさまこっちを見てニヤニヤしてくる五条先生。
なにあれウッザ、爆ぜればいいのに。
そんなことを考えながらチッと舌打ちを溢す。
「じゃあ〜……
___伏黒Aちゃん？
お願いできるよね？」
クラス中の視線がこちらに集まる。
隣の紅白頭でさえこっちを凝視している。
なんだ五条先生が術師の関係者ってことは感づいてなかったのか。
っていうか、五条先生お願いできるかな？って聞くんじゃなくて、
お願いできるよね？って聞く辺り絶対楽しんでんじゃん。
もう呪言使って『爆ぜろ』って言ってやろうかな。
そんなことを考えながらも、優しい私は席から立ち上がったのであった。
あーあ、気が重い。
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あいすくりいむ(プロフ) - クロイルカさん» それは良かった！！長すぎて気にしてたので！！ (2022年8月29日 6時) (
レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
クロイルカ - 長ーい小説大好きです！！ (2022年8月28日 11時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - 駄作者うゆ*さん» え、ありがとうございます。え、読み返…え？（混乱） (2022年8月20日 10時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者うゆ*(プロフ) - 何度も読み返してしまうのがこの作品 (2022年8月19日 23時) (レス) id: 09414cba83 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - まほーしょーじょ めーぷるさん» めーぷるさんもめっちゃ神じゃないですか！！そんなこと言って下さるなんて！！あいすくりいむ感激の舞い o(^-^o)(o^-^)oｽﾞﾝﾁｬｶｽﾞﾝﾁｬｶ (2022年6月8日 17時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年5月6日 22時
