424話 ページ33
_五条side_
奇襲攻撃をやり返されたな。
自身の目隠しを外して、目の前にそびえ立つ3つの巨体を見上げる。
おそらく式神だろう。コイツは始めて見たな。
僕も一応190越えで長身な方ではあるが、遥かにそれを上回る機械ロボのような形をした巨体。
パワーとか凄そ。
さっきのでここからは一歩も動かないほうが吉だと言うことを判断した。
とりあえず赫を発動させようと構えるも、はたと思いとどまる。
背後から再び大きな地鳴りが聞こえたからである。
しかも先程と似たような。唯一違う点は音の大きさ。
嘘だろと思いつつも振り返ると、先程まで目の前で相対してた巨大ロボが数十体並んでこちらに向かってきていた。
マジかよ。これは赫だけで全部吹き飛ばせないぞ…流石に。
いっちょ
そう考え、渋々呪力を練り直すと至る所から鳴る破裂音。
今度は何だよ…と若干苛立ちを含みながらそちらに目を向けると、
視界に入った至る所でAの呪力らしきものが大きな爆発音を立てている。
途端感じる肺の重たさ。
何だと思う間もなく領域内の酸素が薄くなっていると気づいた。
くっそ……と唇を噛みながら口角を上げる。
賢すぎるのも癪だ。
息がし辛くなって、ケホッと咳き込む。
辺りには巨大ロボ式神。ここはAの領域内なんだから、僕がこいつらを倒しきったところで、量産することはいくらでもできるんだろう。
いやそもそもこのまま酸素が薄くなり続けた時点で、試験どころじゃなく、僕は死ぬだろう。
詰んだなんて思う間もなく、眼前に迫ったナイフ。
こんな距離が近いってことは、術式無効化ナイフか。
肺に残った少ない酸素でハハッと乾いた笑いを零す。
「暴れたなぁ」
そう呟いて僕は片手で印を結んだ。
もうしゃーない。
『領域展開』
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あいすくりいむ(プロフ) - れんれんさん» 光栄でございます！！！他の作品も更新していきつつ！近いうちに続編を出すので期待しててください！！体調面はなんか妹がコロナになりましたが私はこの通りピンピンしてますので！ご心配無用ですわ！！ (2023年4月28日 9時) (
レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - コメント失礼します！個人的には続編ものすごく見たいです！！いつも楽しく見てます！(^o^)体調に気おつけて頑張って下さい！ (2023年4月27日 22時) (レス) id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - さぼてんさん» ひぇぁい！？ありがとうございます！！主人公ちゃんの戦い方は毎度のことながら頭を抱えまくって考えているので！！読者様を楽しませれるようにこれからも頑張りますので！！ (2023年4月8日 22時) (レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん - 最高すぎます...！主人公ちゃん強いのにどうやって勝負するんだろう...って思ってたら私の想像してたことを超えてきて見てて楽しすぎます！！415話の最後とか1人で悶えてましたw無理のない範囲でこれからも頑張ってください！応援させていただきます！ (2023年4月6日 22時) (レス) @page25 id: f7e14036d5 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - うさぎさん» ヒュッ！？大丈夫ですか！？面白いなら良かったです！！ (2023年4月5日 18時) (レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2023年3月26日 15時
