371話 ページ48
「う〜っわ、鬼畜〜……」
思わずうげぇと顔をしかめて、そう溢す。
「まぁ全員って言っても、一組につき1人が相手だけどね」
「な〜るほど。組によって相手先生が変わると」
「そゆこと」
ケラケラと笑う五条先生に、全く笑い事じゃないと軽く睨んでやる。
「まぁ組とか、相手教師とか……
色々変えてるってことは、それぞれの弱点の克服には繋がるんだろうね」
全くもって他人事姿勢の五条先生に、思わずはぁ…とため息を吐きつつも、私は近くにあった椅子に腰かける。
「でも教師陣は仮にもプロヒーロー。
２対１とはいえ、実力差は目に見えてる。
1年の1学期でやらせる試験だとは思えないね。焦ってるのかな」
チョコを片手間に口に入れながらそう呟くと、
目の前で壁にもたれ掛かっていた五条先生は、そんな私を見てパチパチと目を瞬かせた後、プッと吹き出した。
「なぁ〜にぃ〜？
Aちゃんってば、雄英の子達心配してるの〜？」
「……はぁ？」
「やっだ〜！あんな心配のしの字も見せなかったAちゃんがよりによって
やっぱり3ヶ月ちょっとも一緒に授業受けてればそういう仲間意識も芽生えちゃう〜？」
「…………うっざ。
何それ。別に仲間意識とかじゃない。心配でもない。
単に、入学して来てばっかの未熟者達にそんなことやらせるんだヒーロー界はってなっただけ」
そう言い捨てた私の瞳を、五条先生は見透かしたように覗き込んで、
「まぁ、その辺は割愛だよね。
Aも
懐かしむようにそう言った五条先生に、私は過去の出来事を脳裏に浮かべつつじとーっと見つめて、
「……ソウダネー。
齢4歳にして任務連れてってたもんね〜術師界はね〜
そう考えたら高校1年生なんて軽いもんかもね〜」
「懐かしいねぇ」
そう言って、何かを思い出すように上を見上げた五条先生の足を思いっきり踏み潰して、
あの時の恨みをぶつける思いで、鳩尾殴ってやった。
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あいすくりいむ(プロフ) - リルさん» ええっ！結婚する？((ｺﾞﾒﾝﾅｻｲﾁｮｳｼﾉﾘﾏｼﾀ (10月7日 8時) (
レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
リル - この作品にどハマりしてしまって、気づいたらめちゃくちゃ読んじゃってました！！主さん天才ですか？？？ (10月3日 16時) (レス) @page43 id: 19e242bdce (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - ルマさん» ふぁっ！！！そんなもったいないお言葉を……！！ありがとうございます！！これからも精進いたしますぜ！！ (2022年10月4日 20時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ルマ - ネタ要素もあったりして読んでて楽しいです！！これからのお話も楽しみにしてまっす！ (2022年10月4日 20時) (レス) @page41 id: c1bf461124 (このIDを非表示/違反報告)
亜澄奏ｰAsukaｰ(プロフ) - あいすくりいむさん» うわぁぁぁそれなぁぁっぁぁぁ、、、！！いきなりはっ！？って感じですよね！ (2022年9月17日 15時) (レス) id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年7月26日 22時
