358話 ページ35
「…Aはその条件が全部当てはまってたってことか？」
虎杖がそんな五条先生を見つめながらも、おずおずとそう問いかけると、五条先生はふっと笑って、
「実はね。その条件が全て当てはまっても、Aの術式は絶対に使えなかったんだ」
「………え？」
意外にも、そう溢したのは釘崎だった。
唖然とした表情で、カランカランッと箸を取りこぼした。
「で、でもAは限に今……」
「まぁ、その辺は色々僕も関わっててね。
それも長くなるからまた機会があったら話そうね〜
少なくともご飯中に話すことではないよ」
そう言って五条先生は無理矢理話を切り上げようとするも、それをあの2人が黙って見逃すはずもなく。
「は、はぁ〜！？
じゃあこれで今日のお話はおしまいってか！？
気になるとこで終わらせるんじゃないわよ！！」
「そーだそーだ！！
ここまで引っ張っといて！！
伏黒もなんか言えよ！！」
「いや、俺は全部知ってるし……」
「はぁ！？フライングじゃないの！！」
「何だよフライングって……」
ギャーギャーと騒ぐ2人を見つめながら、私はいなり寿司をつつく。
「A！！頼むっ！教えてくれ！！」
五条先生と恵からは教えてもらえないと観念したのか、虎杖が私の方に詰め寄ってくる。
後ろでは釘崎も期待したような目でこちらを見ている。
別に話してもいいと思ってたけど、なんかこの目を裏切ってみたくなった。
「えぇ〜……
やだ(笑)」
「「このやろぉぉぉぉぉ！！！」」
べっと舌を出してそう言い、悪戯そうに笑う。
ぐるぐる寿司に虎杖と釘崎の絶叫が鳴り響き、店員さんから注意されたのはまた別の話。
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あいすくりいむ(プロフ) - リルさん» ええっ！結婚する？((ｺﾞﾒﾝﾅｻｲﾁｮｳｼﾉﾘﾏｼﾀ (10月7日 8時) (
レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
リル - この作品にどハマりしてしまって、気づいたらめちゃくちゃ読んじゃってました！！主さん天才ですか？？？ (10月3日 16時) (レス) @page43 id: 19e242bdce (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - ルマさん» ふぁっ！！！そんなもったいないお言葉を……！！ありがとうございます！！これからも精進いたしますぜ！！ (2022年10月4日 20時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ルマ - ネタ要素もあったりして読んでて楽しいです！！これからのお話も楽しみにしてまっす！ (2022年10月4日 20時) (レス) @page41 id: c1bf461124 (このIDを非表示/違反報告)
亜澄奏ｰAsukaｰ(プロフ) - あいすくりいむさん» うわぁぁぁそれなぁぁっぁぁぁ、、、！！いきなりはっ！？って感じですよね！ (2022年9月17日 15時) (レス) id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年7月26日 22時
