363話 ページ40
キャッキャウフフと周りが盛り上がるなか、じめじめとした雰囲気を漂わせる私ははたから見たら異質であろう。
そんなことをぼんやりとした頭で考えながら、私が目からハイライトをなくしている時だった。
「ただし！」
そこで相澤先生が声を上げ、全員を静まり返らせる。
「その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は……
学校で補習地獄だ」
最高じゃないか！！！！
さっきとは打って変わって周りがどんよりとした雰囲気をまとわす中、私の顔は輝ききっていた。
テスト当日に白紙で提出なんて発想が脳裏に浮かんだが、合格点に満たない点数を取った時点で上層部は文句言うであろう。
「任務と勉強の両立もできないのか！」とか何とか…うわっ絶対言うわあいつら。
人のキャパを考えてあげろってね。これだから豚どもは。
頭まで豚肉だしね。せめてその肉差し出して私達に貢献してほしいよ。
でも上層部の豚肉とか不味そうだし、廃棄ゴミにして躊躇なく捨てるけどね。
え、てことはテスト合格以外の道はない……？？
やりすぎたら教師側から不審がられるよね。多分。
ただでさえ怪しく思われてんのに、これ以上怪しまれたら私のせいで術師界とヒーロー界決裂とかあるしね。冗談抜きで。
なんせ私特級だし。各業界動かせるくらいの権力持ってる自覚はある。
……まぁそういう事だから。赤点はいかんね。
くっっっそ、林間はどっちにしろいかないといけないのか………
まぁ勉強は面倒だしいいや………任務もあるし。
当日考えれば、大体の問題は分かるでしょ。
後……期末は実演テストもあるんだっけ。
まぁヒーロー科だし、救護の対処法とか、あとは対人戦闘とかかな。
期末の実演だし、しょうもないやつが出てくるとは思えんけど。
でもまぁどっちにしろ何とかなるか。よっしヨユーヨユー。
赤髪とブドウが頑張ろー！と皆に声を掛けていく姿を横目に私は髪をクルクルと弄んでいた。
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あいすくりいむ(プロフ) - リルさん» ええっ！結婚する？((ｺﾞﾒﾝﾅｻｲﾁｮｳｼﾉﾘﾏｼﾀ (10月7日 8時) (
レス) id: e7cc10d0d7 (このIDを非表示/違反報告)
リル - この作品にどハマりしてしまって、気づいたらめちゃくちゃ読んじゃってました！！主さん天才ですか？？？ (10月3日 16時) (レス) @page43 id: 19e242bdce (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりいむ(プロフ) - ルマさん» ふぁっ！！！そんなもったいないお言葉を……！！ありがとうございます！！これからも精進いたしますぜ！！ (2022年10月4日 20時) (レス) id: 47293fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ルマ - ネタ要素もあったりして読んでて楽しいです！！これからのお話も楽しみにしてまっす！ (2022年10月4日 20時) (レス) @page41 id: c1bf461124 (このIDを非表示/違反報告)
亜澄奏ｰAsukaｰ(プロフ) - あいすくりいむさん» うわぁぁぁそれなぁぁっぁぁぁ、、、！！いきなりはっ！？って感じですよね！ (2022年9月17日 15時) (レス) id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすくりいむ | 作成日時：2022年7月26日 22時
