新テニプリ立海の転校生は元四天宝寺Ｒ～２～完結！！ (ページ22)

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２２　　最初に話した奴ページ22

最初に言葉を交わしたのは、千歳だった。

入学してから２ヶ月経ったある日、俺は屋上で授業をサボろうと考え、屋上に向かった。そしたら、先客が居た。

白「・・・。(身長たけー！！何この人！本当に中学生！？)」
千「・・・。(なんか驚いた顔しとる。)」

すると、千歳は人懐っこい笑顔を見せた。

千「サボリ？」
白「・・・おん。あんたもやろ？」
千「まぁな～。」
白「身長高いな。」
千「よく言われるばい。」
白「・・・何弁？」
千「熊本弁。」
白「・・・あぁ、あんたが前に転校してきた人か。へ～～～。」
千「そうジロジロ見られたら照れるたい。」

千歳とは、会ったときから気が合った。結構仲良くなって、俺は千歳のことを『千兄(ちとにい)』と呼んでいた。

初めて会った日から２二週間経った日も、屋上でサボっていたら、千歳が来た。

白「またサボり？」
千「白夜もサボリ？」
白「そうやで。・・・つまらんもん。」
千「ハハッ。」

どこが可笑しかったのか、千歳は笑いながら白夜の隣に腰をおろした。

白「お前、今頃人気者やなぁ。ファンクラブまでできとるで？」
千「え。」
白「お前といつも一緒に居る、ミルクティー色の髪の奴と金髪の奴とかも。」
千「・・・女子がうるさいのは知っとったけど、ファンクラブまでできとるとは思わんかったたい。(汗」
白「大変やなぁ。」

すると、千歳は白夜のほうをジッと見た。

白「な、なんや？」
千「いやぁ、白夜は女なのにほかの女子のように騒がんなぁと、思うて。」
白「・・・それは遠まわしに俺のことが女みたいじゃないと？(怒」
千「ちょっ、違うたい！そういう意味じゃなかよ！」

俺が握りこぶしを作ると、千歳は焦っていた。

千「なんで白夜は白石たちには、興味ないん？」
白「・・・白石って誰や。」
千「そこから！？？」

千歳は、携帯の写真を見せながら俺に説明をしてくれた。

白「俺は興味ないね。」
千「ふぅん。」
白「なんやその目は。」
千「白夜らしいと、思うて。」
白(・・・俺らしい？)

千歳はずっと、ニコニコしていた。