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『、、、は?』





彼の言っている意味がわからなかった。

昨日まであんなに私の横で笑っていた彼女が
死んだ?

しかも殺された?

闇の帝王と呼ばれる人に?

なぜ?

どうやって?

彼の狙いは?









状況にも追いつけないし
疑問が次から次へと出てきて
頭の中はパニック寸前だった。



「いきなりこんなことを言われて
 受け入れる方が難しい。
 遺体が先程発見されてからわし達も
 まだ詳しいことは何も知らんのじゃ。
 魔法省が調査中での。
 しかし一番彼女と親しくしていた君には
 事実だけでも伝えねばと思って
 呼び出したのじゃ。
 他の生徒にも後ほど伝える。」



それからまた校長は何か言っていたけれど
頭が真っ白になり内容は覚えていない。

私の精神状態も心配するような
内容だったと思う。







親友を失い、一人になった。


少しして魔法省の調査で分かったことは
エリーやはり闇の帝王によって殺されたということ。
彼によってつけられた印ともとれる傷が
遺体となった彼女の腕につけられていた。

ホグズミードのはずれに横たわっていたのを
通行人が発見したのだ。

ホグワーツには関係者以外立ち入ることは
不可能なので、何らかの形でエリーが城を
抜け出したのだろうと推測された。

それ以外のことはいまだに何も分かっていない。







数日後、校長が全校生徒を広間に集め
エリーの死を告げた。


私は全くの無関係なのだが
どこからか私がエリーの殺害に関与した、
闇の勢力と繋がってるなどという
いい加減な噂を立てた生徒がいて
私の周りからも人々が避けていった。



廊下をすれ違うときに少し話したり
授業中に助け合う仲間すら一人もいなくなった。
同じ寮の生徒からも避けられるようになった。









そうして
一人で過ごすようになって
1年と少し経過した。

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作者名:maya.t | 作成日時:2020年10月30日 15時

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