75話だ ページ8
今日はおばさん達が出掛ける予定があるとかで俺が寺坂ん家の手伝いをする事になった。
「お前もちゃんと手伝えよな」
「めんどくせー」
だらけようとする寺坂に蹴りを入れて洗い物を手伝わせる。
竜子ちゃんを見習え。あの子ちゃんと居間の掃除してるでしょーが！！
「Aちゃん、携帯鳴ってるわよ。
『中２ペンライト』って誰？」
あ、浅野だ。
「もしもーし。」
『突然悪いな。元気か？』
「うん、どーした？」
『今日は暇か？良かったら一緒に…』
「あーごめん。今日は無理だな〜…ちょっと忙しくて」
『そうか、じゃあ来週は…』
「おーい五十嵐、洗濯すんならついでに俺のパンツも洗っといてくれや」
全くコイツは人が話してる時に…
「ちょっとー、まとめて出してって言っただろーが！もう洗濯機回しちゃったよ！」
『パンツ！？』
「悪ィー悪ィー」
「あーごめん浅野、今忙しいからまた後でな」
『おい五十嵐！！パンツってどういう事だ！！おi…』
ピッ。
「俺この後昼御飯作るからその間そのパンツ手洗いしてカゴに入れといて。後で一緒に干すから」
「おー」
「ちょっ、それカビ取りの洗剤だろ！！全く普段手伝いしてないヤツはこれだから…はい、こっち」
「うるせーな分かったよ」
ーーー
しばらくしてようやく一段落した後、
携帯を見ると
着信28件LINE46件…
怖っ！！
全部浅野からだった。
どうしたんだアイツ。
『俺の事はいい…早く電話に出ろ…！俺の事はいい…早く…』
あ、また電話。
「はいはーい」
『遅いっ！！』
開口一番にそれかい。
「やーちょっと忙しくてさー。んで？何の用？」
『…さっき電話した時、寺坂と話してただろ』
「うん」
『その時に、パンツがどうとか聞こえたのが気になって…』
ああ、あれね。
『一体君は寺坂とどういう関係なんだ…』
そんな切迫詰まった声出さなくても。
「今日寺坂のお母さんがいないから俺が代わりに家事してたんだよ」
『いくら幼馴染みだからといって他所の家の家事まで手伝うのが普通なのか…？』
まあ普通ではないだろうね。
「親しい人が困ってたら力になりたいって思うのが普通でしょ。」
『…それはそうだが』
「何も寺坂だけじゃねーよ。浅野が困ってたら俺は同じように力を貸すよ？」
『…』
ま、浅野が何かに困る事なんて滅多にないだろうけどな。
『…じゃあ、水族館のチケットが2枚余ってて困ってるから、来週一緒に来い』
「…はいはい」
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蒼卯(プロフ) - 紅華妃さん» 応援ありがとうございます( *´艸｀) (2019年3月31日 13時) (
レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年3月31日 13時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
紅華妃 - 面白くて何度も読んじゃいました！浅野君との絡みがサイコーに面白くて読んでてとてもドキドキしちゃいました(^ ^)これからも応援してます！ (2019年1月31日 20時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 本当この話大好きです！面白いけどちょっとドキドキする感じが最高です。更新頑張ってください！ (2019年1月28日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 紅姫さん» ありがとうございます( *´艸｀)今後もっと浅野君との絡みが増える予定なのでお楽しみに！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼卯 | 作成日時：2016年12月30日 22時
