71話だ ページ4
休日のとある日。
今日は浅野に誘われて最近オープンした高級チョコレート専門店に来ていた。
店内で食べられるブラウニーとチョコレートパフェが人気らしい。
金がないっつったら、『僕が奢る』だって。
やっほい人の金で食べ放題だぜ！！⬅ゲスい
店内に入ると浅野は既に来ていて、なんかの詩集を読んでいた。
流石イケメンは読書してる姿も様になってますなぁ。
「おっす浅野」
「ああ。久しぶりだな」
席につき、
俺はパフェ、浅野はチョコクロワッサンを注文した。
「そういえばこの間、妙な噂を耳にしたんだが」
「何が？」
「この辺りで黄色い巨大タコを目撃したとか…」
「んぐっ…！？」
ちょ、突然変な事言うの止めてよ。
危うく生チョコが喉に詰まる所だったし！！
「他には、コンビニスイーツを買い占める黒ずくめの大男とか、Gカップの女性が『ヌルフフフ』という声がした気がして振り向くと誰もいなかったとか」
「………。」
ちょっと殺せんせー、こっち来て正座。
烏間先生、ちょっと叱ってやって下さいよ。
世界国家機密がもう序盤の段階で一般人に噂になってますよ！！
「最近そういった不審者の情報が出回っているんだが」
「へ、へぇ〜…そうなんだ…」
「五十嵐も気をつけろよ。僕が側にいれば守れるが、そうでない時は…」
「あーうんうん。気を付けるよ。」
ごめん浅野。こんなカッコイイ事言われて、普通ならときめく所だろうけど、
いくらお前でもマッハ20の超生物相手に太刀打ちは出来ないと思う…。
「心配してくれてありがと。でも大丈夫だよ」
「…ならいいが」
それに俺のお っぱいのサイズはBだ。
狙われる事はあるまい。
「パフェちょっと食べる？」
「…じゃあ一口」
「はい、あーん」
「！？」
一瞬驚いた顔をした浅野は、キョロキョロと目線をさ迷わせた後、意を決したように口を開いた。
そしてその瞬間、俺はアイスをすくったスプーンを自分の口に入れた。
浅野はポカーンとした後、真っ赤になって俺を睨み付けてきた。
「ごめんごめん冗談だって。はい」
「…次したら本気で怒るからな」
そして今度こそ本当にパフェを口に入れてやった。
もぐもぐと咀嚼したあと、ふっと口を緩め、
「甘い」
そう一言浅野は言った。
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蒼卯(プロフ) - 紅華妃さん» 応援ありがとうございます( *´艸｀) (2019年3月31日 13時) (
レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年3月31日 13時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
紅華妃 - 面白くて何度も読んじゃいました！浅野君との絡みがサイコーに面白くて読んでてとてもドキドキしちゃいました(^ ^)これからも応援してます！ (2019年1月31日 20時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 本当この話大好きです！面白いけどちょっとドキドキする感じが最高です。更新頑張ってください！ (2019年1月28日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 紅姫さん» ありがとうございます( *´艸｀)今後もっと浅野君との絡みが増える予定なのでお楽しみに！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼卯 | 作成日時：2016年12月30日 22時
