【番外編】出られないの時間1 ページ28
〜Aがイトナをお姫様抱っこしないと出られない部屋〜
「一体どうなってんだよ…」
「扉には鍵がかかってるようだな」
目が覚めると、俺はイトナと見知らぬ部屋に閉じ込められていた。
「あれっ？扉の横になんか書いてあるぞ」
そこには『ここはお姫様抱っこしないと出られない部屋』と書かれていた。
「下らない。さっさと終わらせるぞ」
イトナは軽々と俺をお姫様抱っこした。
「お前結構力あるな」
「工場で重い物を持つ事も多かったからな。これくらい造作もない」
へー、意外。でも…
「…開かないぞ」
「俺がやんないとダメなんかな」
イトナに下ろしてもらって、もう一度お互い向き直る。
「…仕方ない。ホラ、早くしろ」
「はいよ、っと」
イトナをお姫様抱っこすると、ガチャンと何か開いた音がした。
「開いたようだな」
「ったく、一体何がしたかったんだか…」
こうして俺達は謎の部屋から無事に脱出したのだった。
〜寺坂と鷹岡が好きなタイプを5個ずつ言わないと出られない部屋〜
「オイどうなってんだコレは！？」
「ふざけんじゃねぇ！さっさとここから出しやがれ！！」
目が覚めるとそこは全く知らねえ部屋で、
しかも最悪な事に鷹岡のクソ教師がいた。
一応鷹岡の手には手錠がかけられているみてーだからボコられる心配はなさそうだが…
こんなヤツと一緒に閉じ込められる位ならまだ五十嵐の方がまだマシだぜ。
「おい、扉の所に何か書いてねーか？」
「あぁ？」
そこには『ここはお互いが好きなタイプを5個ずつ言わないと出られない部屋』と書いてあった。
「なんだぁ？そんな簡単な事でいいのか？お互いが死ぬまで殺し合いって方が面白かったのによォ」
「じゃあまずお前から言えよ。簡単なんだろ」
「そうだな、まずは従順な女がいいな！俺に逆らうヤツはいらねぇ。それと【ピー】、【ピー】あとは【ピー】それに【ピー】がいいと思うぜ！」
…コイツが体育の担任から外れて心底良かったと思ったぜ。マジでクソだな。
「ホラ、次はお前の番だろ」
「う…そ、そうだな…」
ちくしょう、こうなりゃヤケだ。
「大人し目な顔で…黒髪で…俺バカだから勉強が出来るヤツだといいな…んで料理が上手くて…んで話の合うヤツ…」
ガチャン。
「おい、開いたぞ」
「先いってろ…」
くそ、真面目に答えた俺がバカみてぇじゃねえか。
扉が開いて暫く経っても、俺は柄にもない羞恥心で暫くそこから動けずにいた。
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蒼卯(プロフ) - 紅華妃さん» 応援ありがとうございます( *´艸｀) (2019年3月31日 13時) (
レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年3月31日 13時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
紅華妃 - 面白くて何度も読んじゃいました！浅野君との絡みがサイコーに面白くて読んでてとてもドキドキしちゃいました(^ ^)これからも応援してます！ (2019年1月31日 20時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 本当この話大好きです！面白いけどちょっとドキドキする感じが最高です。更新頑張ってください！ (2019年1月28日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 紅姫さん» ありがとうございます( *´艸｀)今後もっと浅野君との絡みが増える予定なのでお楽しみに！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼卯 | 作成日時：2016年12月30日 22時
