80話だ ページ14
「お前ッ…あの時の！！」
「懲りないな、またあの時みてーに痛い目あいてーのか？」
「くっ、相手は女一人だ！！
お前ら、やっちまえ！！」
不良共が一斉に襲いかかって来るのを、足払いで転ばす。
更に首に重い一撃を叩き込み気絶させた。
「さ、後はオメーだけだぜ」
「！………へへ、何もビビる事ァねーんだ。この後、まだ仲間が来る。いくらお前が相手でも10人もの人数一人で倒せるかねぇ？」
「中学生の女相手にそこまでしないと勝てねーの？情けねーな」
「っうるせえ！！」
「それに俺は一人じゃねーよ」
丁度その時、タイミング良く後ろの重い扉の開く音が響く。
「！？」
「分かったか？助けに来たのは俺だけじゃねーんだよ」
ボコボコにされた不良が赤羽に投げ捨てられる。
「修学旅行のしおり1243ページ。班員ガキ何者かに拉致られた時の対処法。
犯人の手がかりが無い場合、まず会話の内容や訛りなどから地元の者かそうでないかを判断しましょう。」
ペラペラとしおりをめくる音が響く。
「地元民ではなく更に学生服を着ていた場合➡1244ページ…。
考えられるのは相手も修学旅行生で、旅先でオイタをする輩です」
4班の皆が現れた。
「…で、どーすんの？お兄さん等。
こんだけの事してくれたんだ、あんた等の修学旅行はこの後全部入院だよ」
「………フン、中学生がイキがんな」
扉の向こうに足音が響く。
「お前らみたいな良い子ちゃんはな、見たことも無い不良共だ」
そこにいたのは丸坊主に瓶底眼鏡を着けさせられた不良と、それらを触手で持った殺せんせーだった。
「不良などいませんねぇ。先生が全員手入れしてしまったので」
「殺せんせー！！」
その後は原作通り。
殺せんせーが有希子を諭し、
4人がしおりで不良達にとどめを刺した。
ーーー
「さて、こんな所に長居は無用です。
修学旅行の続きを楽しみましょう」
「「「「「はーい」」」」」
「………ッくっそー」
フラフラと不良の一人が立ち上がる。
その手には鋭利なナイフが握られていた。
皆はまだ気付いていない。
その矛先は有希子に向いていた。
「この野郎があァァァァァ！！」
ガッ！！
ナイフは有希子に届く事はなかった。
俺は無心で有希子に襲いかかった不良を殴りつける。
もうやめろよ五十嵐！という声が聞こえた気がしたけど、無視して殴り続ける。
すると、後ろから暖かい何かに抱きしめられた。
「もう止めてAちゃん！！」
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蒼卯(プロフ) - 紅華妃さん» 応援ありがとうございます( *´艸｀) (2019年3月31日 13時) (
レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 浅野月愛さん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年3月31日 13時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
紅華妃 - 面白くて何度も読んじゃいました！浅野君との絡みがサイコーに面白くて読んでてとてもドキドキしちゃいました(^ ^)これからも応援してます！ (2019年1月31日 20時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛 - 本当この話大好きです！面白いけどちょっとドキドキする感じが最高です。更新頑張ってください！ (2019年1月28日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼卯(プロフ) - 紅姫さん» ありがとうございます( *´艸｀)今後もっと浅野君との絡みが増える予定なのでお楽しみに！ (2019年1月27日 23時) (レス) id: 1c3229ef9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼卯 | 作成日時：2016年12月30日 22時
