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部活終わり、約束通り教室に向かった。
俺に話があるってことだよな…
絶対康二のことじゃん。
俺、何言われんだろ…
ガラッ
ab「あ！
目黒、部活お疲れ様！
ごめんね、疲れてるのに呼び出して…」
しゅんって言う効果音がついてそうなくらい
オーバーなリアクションを取る阿部くん。
あれ？
いつも感じる空気感と違う気が…
「いや、全然大丈夫だよ。」
ab「ありがと…」
あ、なんか、
雰囲気変わった…
ab「おれさ、
康二のことが好き」
「え、」
少しの沈黙の後いきなりそう言った阿部くん。
ab「出会った時からずっと。
一目惚れなんだよ。
でも、
康二の横には、
いつも目黒がいて、
2人は、誰も入っていけないような空気感だったから
俺、諦めようと思ってた。
康二が幸せなら、
俺は幸せだから。」
机から、校庭の方を見て話してた阿部くんが
俺の方を見た。
ab「でも、
康二が、苦しんでるなら
康二が、悩んでるなら、
話は違う。」
あぁ、、、
この目だ。
俺がずっと感じていた、阿部くんからの視線。
いつもの優しそうな目元からは想像ができないような、
何かを射止めたような鋭さがある目。
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作者名：Leica | 作成日時：2021年8月24日 20時
