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俺の横を歩くめめ。
なんで、こんなことになったんや…
俺が、何のために朝早く学校に行っとると思っとんねん…
これじゃ意味ないやんけ…
「〜〜でさ、
ってねぇ、康二きいてる？」
『…あぁ…うん』
返事がこんなにもそっけないのにも関わらず、
楽しそうに話すめめ。
なんやこれ、
いつもの逆みたいやないかい…
ってか、あんだけ朝弱かったくせして
俺の時間に合わせに来るって
ほんまにどんだけ俺に思わせぶりな態度取れば気が済むねん…
「あ、
そういえば、
俺彼女と別れた」
『え？！
わ、別れたって
あの、佐藤さんと？』
「うん」
いや、うん、とちゃうやん。
俺、何のためにめめとの下校やめたと思ってんねん。
まぁ、結果としてええきっかけにはなったけども…
『な、なんで、
なんで別れたん？』
「俺、本当に好きな人に気づいたんだ。」
え、めめが好きな人？
あんだけ、色んな人と付き合っても全然本気にならんかっためめが？
『そ、そうなんや…
そ、その人とは上手くいきそうなん？』
「うーん、
どうなんだろう…
わかんない、
でも、俺のこと好きになって貰える様に努力はするつもり。」
めめが努力なんかしてしもたら、誰でも堕ちてしまうで…
まぁ、めめのこと振るような人、おらへんか…
『そっか…
まぁ、めめも頑張ってな…』
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作者名：Leica | 作成日時：2021年8月24日 20時
