隣人さんがタイプだった【佐久早聖臣】

22話 ページ24

18話で骨折してヒーローになるのは小学生ぐらいって言ったけど







「あの人だよ！昨日空飛んだやつ！」






「え？女の人じゃん！」





「うわー１０メートルくらい飛んだらしいぜ？」





「やばー！」





と、ある意味ヒーローになりました





ていうか空飛んだってなに！？飛ぶわけないじゃん！


１０メートルなんて飛んでないし！
もし１０メートル飛んでたとしたら、まじで命があぶないですー









「あ！もしかして藤島さんですか？」





チッついに声をかけてくる奴が現れたか…








「なに？確かに私は昨日骨折したけど別に空飛んでないからね？」








「佐久早から貰いましたかー？」








「は？」









「えっ薬とかそういうのもらってないですか？」







「いや、確かにもらったけど」









「やっぱ藤島さんにだったんですねー」








え、なんで知ってんの？








「俺、古森元也って言います！佐久早と同じバレー部です」






ああ、道理で背が高いと思った





「昨日、佐久早珍しく帰り道コンビニ寄って行ったんですよねーそしたら包帯とかそんなものばっかり買ってくるからー…」







「えーっと古森くん？」






「俺、佐久早ってネガティブだから自分が事故ってもいいように準備しだしたのかなーって思ってー…」






「古森くん、後ろ」








「俺はネガティブじゃない」

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