五色兄妹物語*番外編2

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天「今回は誰を占う?」


白「もうわかりきってますよ」


天「誰でもいいから」



白「じゃあ 教師の努力を全て脂肪に変えた女で」


天「!? ヒドｯ!! 名前で呼んだげて!」



白「あの兄妹の名前は覚える気がさらさらありません」


天「!? Aちゃん! ほら 言ってみて!」


白「嫌です」



天「若利くんは分かるよね!?」


牛「五色Aだ」


白「はい 存じておりますっ 五色Aです!」



怖い! 牛島教 教祖怖い!



白「じゃ 五色Aで」


天「おーけーぃ… 人狼ﾀﾞﾖ…」


白「知ってます」



天「賢二郎あんまAちゃん怖がらせちゃダメだよ?
　年下なんだから」


白「あれ 何歳下でしたっけ?」


天「1コしか違わないよ!?」



…



天「工は今回は誰を守る?」


工「…誰も守らないってのはありですか?」


天「ありだよ」


工「じゃあそうします」


天「OK ほんとにそれでいいんだね?」


工「はい」



…



天「夜に人狼に食べられたのは工でーす

　それと… 言い忘れてたことがあるんだよね」



俺もゲームマスターなのにマジで忘れてた


狩人の役職って


人狼に殺害されたり、投票で処刑される時に


誰かを道連れにつれていくことが可能なんだよね


もちろん、誰も道連れにしない選択肢もあるけど


あと、狩人の道連れにつれてくやつは、あるのと
無いのがあるよ〜



それを工に説明したら


賢二郎がAちゃんを道連れにしろって言ったんだよ


工は悩んだ顔をして


遂に決めた…



工「俺、道連れに連れていきます


　山形さんを」



えﾞっ…


思わずそう声が出ちゃったよね



賢二郎は怒ってる


Aちゃんの安心した顔、それ見てこっちも安心したよ…


俺は工と隼人を外野に追いやった


人狼と村人の数が同じになったので人狼の勝利だ


まさかのAちゃんの大逆転勝利だ


ほぼ工のおかげだけど…



Aちゃんは嬉しそうに亡き者の太一の元へ行き
ハイタッチ…


って言っても、ハイタッチなのはAちゃんで


太一は“ハイ”じゃない位置に手があるんだよね


そのあとメリーゴーランドみたく、くるくる手繋いで
回ってる


何あれ、二人ともなんか可愛い…!!





…けど、このあとAちゃんは


賢二郎に一発肩パンされたあと…


前髪をス○夫みたいにされて


それを暴れたAちゃんがアイロンで火傷して


またも、賢二郎の地獄の治療が始まったとか

始まってないとか…



　

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