五色兄妹物語*番外編2

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天「今回の夜、人狼に食べられた人は〜

　
　居ませんでした!」


『えっ』



思わず声が出てしまった


でもなんで…



白「五色 よくやったな」


工「はい! 今回は白布さんにしたんです」


白「俺かよ」



狩人…!


すっかり忘れてた


工、お前を一番に退場させるべきだった



まさかの工が白布さんを守っていたなんて…


これで夜の犠牲者は無し


また昼の投票が始まる



川「Aちゃん(ｺｿ」


『なんですか?』


川「賢二郎に投票するよ」


『! …はい』



人狼同士で手を組んで


同じ人に票を入れれば有利だ



天「じゃ昼の投票するから話し合い始めてねー」



白「おい五色 お前人狼だろ」



話し合いが始まった瞬間


白布さんがそう言った



工「白布さん? 俺さっき白布さんのこと…」



白「お前じゃねえよ チビの方 お前だ」


『白布さんだってチビのくせに(ﾎﾞｿ』



白「お前後でぶん殴ってやる」


『ごめんなさい』



川「ちょっと待って 俺占い師です」


山「えっ!?」



川「1回目にAちゃん占って村人

　2回目に賢二郎、お前を占って人狼だった」



川西さん…!!


占い師に成りすますなんて、すごいこと考えるな



白「…あー お前か」


川「!」



白「太一 お前人狼だろ」


川「は?」



私も工も山形さんも混乱しまくり


白布さんは何で私達が人狼だって分かったんだ…!?



白「カマかけてたんだよ まさかの一発で来るとはな

　コイツが人狼だと言って、運が良ければもう一人の
　人狼がコイツを庇いにくるだろ

　しかも…」



カマかけてた…?



白「俺が占い師だ」


「「!!?」」



白布さんはずっとこうなる事を待ってたの?


自分が占い師だと言うことを黙って


カマかけてもう一人の人狼を誘き出すために…


そして…



白「まさかの大当たりときた

　お前も人狼だったとはな」



そう言って私を見た


私も人狼だということがバレた



　

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