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広臣side
臣「なんで…ですか?なんで急に咲いたんですか?まだ時間はあるはずじゃ…」
おばあさんに問う。
おばあさんは泣いていた。
もちろん俺も。
「それは…Aちゃんがそう望んだから」
臣「え?…ふっ、彼女の願いが花に通じたという事ですか?」
「いいや、彼女自身が花だったんじゃよ。」
臣「はい?」
「死生花が寄生するのは生き物の死体。」
臣「なっ…」
「胞子が触れた死体に宿り、宿主を自分へと造り替えながら花を咲かせ再び胞子を飛ばす日まで生きるんじゃ…」
臣「そんな、じゃあ、」
「発芽までの休眠期間は約数年と言われておる。」
臣「!あの時!」
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作者名:みやび | 作成日時:2019年2月17日 22時