5日目 ページ6
あの後、私達は生活指導の先生に長い説教を食らった。
そして今は、罰として理科準備室の掃除と備品整理をさせられている。
くそ…こーすけめ、気づいたなら教えろよ！せっせと逃げやがって！！
まあでもこれはチャンスかもしれない。
今キヨの中での私のイメージは最悪だ。
怖がられてるし嫌われてる。
その誤解を解いて、キヨと仲良くなろう！
『いやぁ〜めんどくさいね掃除とか』
キヨ「そっすか？俺結構備品整理とか好きです。」
……しまった。初っ端から選択肢を間違えた。
不良のくせに整理整頓好きってなんだよ！！
いやこれはただの偏見だな。ごめん！全国の不良！
『……あ、でもノート綺麗にまとめるのとかは好きかも』
キヨ「あ、わかる。よく授業中寝てそうって言われるけどノートまとめんのは俺も好きっす。」
『…寝てそう以前にサボったからこうなってるんだけどね』
キヨ「う"……うるさい、」
『自慢失敗だねぇ〜笑』
キヨ「つかそれ言ったらアンタもだろ！」
『あっ、先輩にそういうこと言うんだ？てかアンタってなんだよ〜！』
キヨ「……A先輩」
あらら、分かりやすいくらいに不機嫌。子供かよ笑
なんとなく弟感あるな〜とかくだらない事を考えていたら、私の頭上の棚からフラスコが落ちてきた。
『ぁ…これやば、』
ガシャンッ！！！
『いった……く、ない？』
キヨ「あ…っぶねぇ！もっと危機感持ってください！！」
どうやらキヨが私の腕を引っ張り助けてくれたようだ。
フラスコはバラバラになって、ガラスの破片が床にちらばっている。
『危ない危ない〜死なない程度の事にあんま危機感持てなくてさ！ありがとね〜』
キヨ「そんなこと言ってるといつか死にますよ！？……あ、」
キヨは何かに気づくと私からサッと距離を置いた。
分かりやすく耳まで真っ赤になっている。
『……もしかして、女子慣れしてないの？笑』
咄嗟に引っ張り出してくれたため、必然的にキヨに抱き寄せられるような形になっていた。
私は特に気にしていなかったのだが、キヨは恥ずかしかったようだ。
キヨ「うるさいっす…」
『へぇ〜可愛いじゃん。ほらよしよーし』
キヨ「やめろ…っ！」
『ほんとキヨはウブな反応するなぁ〜』
この時私は、最初の"好かれたい"という目的を完全に忘れ、
(からかいがいのあるオモチャゲット〜笑)
としか思っていなかった。
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そらじろう - 急展開すぎてずっと心臓ドキドキしてました笑更新ありがとうございます！ (2月14日 4時) (
レス) @page25 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(プロフ) - あさん» 私生活が忙しくて更新が遅くなっておりますが、最終話まで見届けていただけると嬉しいです🥹快眠ですね👍🏻 (1月25日 20時) (レス) id: f77b664440 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きが気になりすぎる…！！キヨの｢苦手な先輩｣っていうエピを使ってこの話作ろうと思ったの天才すぎ…！！もう見るのが楽しみすぎて夜しか寝れない()素敵な作品まじでありがとうございます！！ (1月18日 23時) (レス) @page11 id: 95917304ec (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(プロフ) - そらじろうさん» コメントありがとうございます！これからもぼちぼち更新していきます🙌🏻 (1月13日 20時) (レス) id: f77b664440 (このIDを非表示/違反報告)
そらじろう - こういう系あまり遭遇しないので嬉しいです！！これからも更新待ってます！ (1月13日 12時) (レス) @page9 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじき | 作成日時：2024年1月4日 5時
