1日目 ページ2
暖かく心地良い風が吹き、校庭には満開の桜が咲き誇る。
そんな春に私と彼は出会った。
『失礼しまーすAです。田中先生いますかー？』
先生「おー、A。どうした？春休み中に」
『え、今日から学校じゃないの？私鍵取りに来たんすけど』
先生「お前ちゃんと話聞いとけよ…今日は入学式だから2・3年生は明後日だ。」
『まじで！？フライングで自分のクラス知っちゃったじゃん！！うわ〜明後日のワクワク感消え失せた〜』
先生「自業自得だろ！ほら分かったらもう帰れ。入学式の邪魔すんなよ」
『はーい……』
態々遠い学校まで歩いて来たっていうのに、これだけで帰るのはつまらない。
あ、そうだ。折角なら新入生の可愛い後輩達でも見に行こうかな
バレないようにこっそり体育館へと向かう。
すると体育館裏に何やら人の影が見えた。
『…？誰かいる？』
「！」
覗くとそこには、金髪に短ランの1年生が座り込んでいた。
「……アンタもサボり？」
『へぇ。君サボりなんだ。』
「まあ…めんどくせーし」
ほぉ〜高校で不良デビューですか。可愛いねぇ
『私、2年のAA。私はサボりじゃなくてね、一足先に新入生見たくて学校来ちゃった』
本当は間違えただけだけど恥ずかしいから隠しとこ
「……先輩だったんすね、すんません」
焦ってる焦ってる。
いやあ人をからかうって楽しいな。
『全然。それより君さ、その髪の毛自分で染めたの？』
「え、あ、はい、」
『へぇ…似合ってんじゃん。』
よく見れば綺麗な顔立ちをしている。
金髪が似合う高校生って中々居ないけど、この子は違和感ないな。普通にかっこいい。
「あ…ありがとう、ございます…じゃ、えと失礼します」
あ、逃げちゃった。
急すぎて怖がられたかな？
『ていうか、名前聞き忘れた……』
まあいいか。明後日1年の階まで探しに行ってみよ〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そらじろう - 急展開すぎてずっと心臓ドキドキしてました笑更新ありがとうございます！ (2月14日 4時) (
レス) @page25 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(プロフ) - あさん» 私生活が忙しくて更新が遅くなっておりますが、最終話まで見届けていただけると嬉しいです🥹快眠ですね👍🏻 (1月25日 20時) (レス) id: f77b664440 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 続きが気になりすぎる…！！キヨの｢苦手な先輩｣っていうエピを使ってこの話作ろうと思ったの天才すぎ…！！もう見るのが楽しみすぎて夜しか寝れない()素敵な作品まじでありがとうございます！！ (1月18日 23時) (レス) @page11 id: 95917304ec (このIDを非表示/違反報告)
ひじき(プロフ) - そらじろうさん» コメントありがとうございます！これからもぼちぼち更新していきます🙌🏻 (1月13日 20時) (レス) id: f77b664440 (このIDを非表示/違反報告)
そらじろう - こういう系あまり遭遇しないので嬉しいです！！これからも更新待ってます！ (1月13日 12時) (レス) @page9 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひじき | 作成日時：2024年1月4日 5時
