男装してても心は女。【佐野万次郎】

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『おぉ、高っか！』



マイキーがごみに見えて来る。



『重くねぇか？』



恐る恐る聞いた。最近太ったからなぁ。



ド「おう、全然大丈夫だ！」



ほっとして、マイキーに視線を向ける。



ふてくされる様な顔をしていた。



『お前、ふてくされてんのか？』



無反応。



『おい、大丈夫かよ？』



何を聞いても答えない。



カチンときた俺は、



『おい、チビ。なんでふてくされてんだよ？』



禁句を口にしてしまった。



マ「お前、チビって･･･」



そこであやまちに気づく。



『あ。』



ド「終わったな、お前。笑」



このあと、ボコされそうになった。
(ドラケンも。)



マ「あー、腹減った！ファミレス行こうよ。」



いや、さっき食べただろ。



『いってら〜。俺、家帰る「ケンチンがおんぶしてくれるぞ。」』



見事釣られて、ファミレスまでドラケンの背中に乗ってきた。



マイキーはお子さまランチ、俺とドラケンはチョコパを頼んで待っていた。



ド「何で俺までボコられそうになんだよ、」



『お前、根に持つタイプだよな。』



マ「てか、蓮ってさ、抱っこされるの好きなの？」



別に抱っこやおんぶが好きな訳じゃない。



『抱っこが好きって言うか、ドラケンの包容力が好きだな。』



マ「ふ、じゃあケンチン包容力なかったら好かれねぇって事だ。笑」



ド「るせぇよ。」



『あ、性格もすきだぞ。マイキーとは違って優しいしな。』



ド「お、マイキーがしょげた笑」



ひと悶着あり、注文していた物が運ばれてきた。

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