男装してても心は女。【佐野万次郎】

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？？「お前、どこのチームだ？」



あの後、何故か二人組の小せぇ方の家に連れていかれた。



道場はこいつの家らしい。



『チームなんて入ってねぇよ。』



？？「じゃあなんでカタルシスを潰したんだ？」



でっけぇ方が喋った。



『依頼だ。』



二人がｷｮﾄﾝとしてるから、詳しく話してやった。



『俺は、依頼がきたら頼まれたそのチームに一時的に入って抗争とか手伝ってんだ。』



実際、これで結構食っていける。



？？「ふ〜ん。お前、名前は？」



こいつ、今の聞いてたか？



『男としてなら蓮(れん)。女としてなら･･･やっぱいいや。蓮だ、宜しく。』



？？「ん？男として？女として？」



でっけぇ方が首をかしげる。



やっぱり聞いてたか。



『･･･俺、本当は女。これは男装してるだけ。』



？？「え、お前女なのか！？」



『おう、』



？？「はぁー、あ、俺は龍宮寺堅、ドラケンって呼んでくれ。」



ん？ドラケン？



？？「俺は、佐野万次郎。マイキーだ。」



ドラケンに、マイキー･･･



『お前ら、東卍の総長と副総長か！？』



ド「おう、お前が言う小せぇチームの副総長だ。」



マ「俺はその小せぇチームの総長だ。
」



うわ、根に持ってる。



『ごめんな、あん時キレてたからつい･･･』



マ「別に〜、小せぇのは間違ってねぇし。」



本当に、ごめんな。



マ「お前、女の時、何て言う名前なんだ？」



『教えねぇ。』



教えたくねぇ。



マ「教えろよ！なぁ、蓮！れ〜〜〜ん！」



うるせぇ。



『あー、じゃあお前が俺にタイマンで勝てたらな。』



瞬間、マイキーは目を輝かせて、



マ「やるー！」



ド「じゃあ、今日の集会でやるか。」



『えぇー、めんど。』



ド「このまま一緒に行こうぜ。」



でも、集会見てみてぇかも･･･



『･･･しゃーねぇ、行くか。』



事がとんとん拍子で進み、集会。



『ほー、神社か、洒落てんな。』



集会場所は武蔵神社。



ド「集会始めんぞー！」



その一言で皆集まってくる。



俺はマイキーの横にたっていた。



ド「これより、集会を始める！！」



マイキーが前に出た。



マ「東卍に入れてぇやつがいる！」



嫌な予感。



背中が押され、前に出る。



『･･･は？』



マ「こいつは蓮！こう見えて女だ！」



マ「こいつを東卍に入れてぇ！」



『てめぇ、ふざけんなよ！』



すると、何処からか



モブ「女入れるのは反対っす！」



よし、このまま皆反対してくれれば･･･！

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