ニートな僕とアイドルな彼 [Jun] (ページ5)

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ご。ページ5

Mside

俺がアイドルだって分かったみたいで

気を使ってくれのか、家に入れてもらえた。

通された部屋はソファだったりテレビだったりと
本当に自分の必要な分だけ置いてある感じだった。

部屋を見渡して見たがピアノのぴの字もなかった。

でも、まだあのドラマのサントラは発売されてないから
CDプレイヤーでも再生できないはず。

｢こんなものしかないですが…｣

と、出してくれたのは

ビールと軽いおつまみだった。

もしかしたらまだ仕事があるんだとは思わないのだろうか。

驚きながら相手を見ると。

こんな風に帰ってきた。

｢もうお仕事は終わってらっしゃるんでしょ？

どうせだからアルコールある方がいいかなって。｣

潤｢でも、なんで仕事帰りだって…？
忘れ物取りに来ただけかもしれないのに？｣

｢忘れ物をとりに帰るだけならば
時間が食うのに
わざわざ僕に話かけるなんてことしないし、
ストイックなあなたなら忘れ物なんてしないはず。

最後、決定的だったのが
若干アルコールの臭いがしたから。

きっとメンバーかドラマの人、事務所の人と
夕食を摂りながら飲んだんだろうってなるし、

仕事がまだあるのに飲むなんてことはしない。

以上のことから、仕事帰りだということがわかる。｣

全部あってる。

何こいつ探偵なのか？

それより、こいつは男なのか？
さっき"僕"って言ってたし。

ああ、もう謎だらけだ。

いいや、出してもらったビール飲も。