BBZの中のcool姫 (ページ20)

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日高side

川本「えっ！お嬢ってアーティストなの！？」

「そうですよ。だから，あまり仲良くしないで
　もらえますか？」

『いやいやいや。先生だし全然仲良くないし。
　ただ，少し勉強教えてもらってるだけです。』

川本「なんだー。アーティストってことは，
　貴方はメンバーですか？」

「そうです。」

『だーかーらー！なんで色々言ってんの！』

「なんで？言っちゃダメなの？」

『ダメだよ。私。ここの学校に通ってるんだよ？』

「うん。で？」

『いや。この人に教えてもらってるからね？』

「だって，この先生意外にいい人に見えるし。
　しかも，Aと仲がいいなら教えた方が
　いいかなって思ったんだもん！」

川本「グループ名は？」

『「BALLISTIK BOYZ」』

川本「えっ。それってさ。EXILEの後輩？」

『あっ知ってるんだ。』

川本「じゃあ，お嬢ってEXILEのボーカル？？」

『…なんで知ってんの。』

川本「おー。すげー！本物だ！」

「そうだ川本先生は，何歳なんですか？」

川本「俺，25です。」

「俺より歳上だけど近いや。」

川本「これから応援するわ。」

「じゃあ，学校ではAの事見張っておいてください。
　これから迎えに行くことあると思うので。
　その時に報告お願いします。」

川本「じゃあ，よく見ておきます。笑」

「いい人じゃん。」

『…』

「怒んなって。笑」

『…後で，体育館でパフォーマンスするから
　見に来て。…じゃ。』

「えっ。もう行くの？？」

川本「りょーかい。」

「すいません。ツンデレさんなんで。笑」

川本「学校でもあんな感じなんで大丈夫。笑」

さっきまで怒ってたくせに先生と別れて少したったら
鼻歌歌いながら体育館に向かってる。笑

喜怒哀楽がコロコロ変わっておもしろい。

『ねぇ，竜太くんさ。』

「ん？」

『好きな人いるの？』

「…！？なんで！？」

いきなりすぎませんか？

『いや，さっき俺の彼女〜って言ってたから。』

こりゃ，鈍感すぎてだめだな。

「好きな人なら俺の目の前にいるんだけど？」

『はぃ？どこに？妄想の中ってこと？』

この人だいぶバカじゃない？

なんで伝わんないのさ！

「だーかーらー。今，目の前に君がいるの！」

『うん。分かるよ？で？』

「俺の好きな人は，Aなの！」

あー！言っちゃった！

『へぇー。』

えっ？

「軽くない？？」