BBZの中のcool姫

散歩 ページ19

you side



自分の通ってる学校でバリのみんなとパフォーマンス
できるのはある意味奇跡。



休憩時間になって私以外のメンバーは少し練習してる
けど私は，少し散歩。



衣装もジャージだから別に校内に戻っても誰にも
ばれないのです。





パフォーマンスするのは，楽しみなんだけどね。



自分の学校ってやりづらい。



誰にもバレないようにやるんだよ？



めんどくさ。



？「本音が出てますよ？お嬢さん。」


『ストーカーですか？』


？「やめてよ。印象悪くなっちゃうじゃん。」


『で？竜太くんは，何しについてきてんの？』


日高「いや，俺たちが練習してんのにどっかいっちゃ
　 うだもん。気になるじゃん。」


『自分の学校だから別に。
　ってか練習は？終わったの？』


日高「終わってなかったら来てなくない？」


『確かに。』



日高「ってか。A。どこに向かってるの？」


『教室。今は，クラスの人間。
　移動教室だからクラスにいないんだよね。』


日高「俺も行っていいの？」


『来ちゃダメって言って聞くの？』


日高「聞かない。笑」


『じゃあ，意味ないじゃん。』


日高「でも，教室って鍵掛かってるんじゃない？」


『多分掛かってる。…だからあまり好きじゃないけど
　話しやすい人に開けてもらう。多分その人授業の
　時間じゃないから。』


日高「詳しくない？笑」


『あっ。いた。ねぇ〜川本。教室開けて。』




川本「おっ。お嬢。授業サボり？笑」


『先生として今の発言は，どうなの？』


川本「よく言うよ。俺のこと先生って思ったことない
　 くせに。笑 」


『まぁ，いいからクラス開けてくんない？』


川本「後ろの方が唖然としてるよ。」


『あぁ。竜太くん？』


日高「先生なの？」


『一応そうらしいよ。』


日高「仲良いの？」


『まぁ。他の先生に比べたら仲良い方なんじゃない？
　あだ名のセンスは，変えて欲しいけどね。』



川本「だっていいじゃん。お嬢。性格もしっかり
　 あだ名のセンスに入ってるじゃん。」



『本当やだ。まじないわ。』


川本「で，教室開けたけど彼は，誰？」


『あ。そっか。私の…


日高「彼氏です。」


川本「まじか！！！」


『ちゃうわ。ってか竜太くんも何言ってんの？』


日高「別に。…イチャイチャすんなし」ﾎﾞｿ


『まったく。大変なんだから。』


日高「Aとアーティストやってます。」


『ちょっ！何全部言ってんのよ？』

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