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綺麗やなぁ。
と感嘆の声を漏らしつつも、
学生時代、同学年だったが委員会、部活、棟が全て違ったから特に接点がなく。
そんな奴がいきなり話しかけるのは不自然すぎる。
少し後ろ髪引かれるような気分で、グラス持って亮ちゃんの元へ戻った。
「お待たせ」
「遅かったでホンマ。女に捕まったんか思たわ」
「別にエエやん捕まっても。同窓会なんてそんなもんやんか」
「俺が１人になるやん」
「ウサギか」
「可愛えやろ」
口が悪いくせに寂しがり。
亮ちゃん、俺と大学も会社も違うけど大丈夫やったんやろか？
……って、こんな母性出てきた自分に少し引いた。
「大倉ってさぁ、」
「ん？」
相槌を打つと、亮ちゃんは、視線をさまよわせて少しだけお酒を口に含んだ。
それから、やっぱ何もない。って呟く。
何やねん。
こーゆーの、日常でようあるけど何気にモヤモヤが溜まってくねんな。
「大倉、今彼女おんの」
同窓会といえば思い出話か恋バナか、みたいなとこある。
仕事に生きる俺は大袈裟に溜め息をついてみせた。
「仕事が恋人なんで」
「孤独死すんで」
「冷たっ！亮ちゃん看取ってや？」
「俺恋人おるし。お前に構ってられへんわ」
え、待って。凄い爆弾落とされたんやけど？
亮ちゃんやって最近、〆切に終われてる〜とか『仕事ばっかしてます』って雰囲気出してたやん！
裏切られた気分でショック。
「何やねんその顔。」
「えー…やって…」
「昨日も愛し合ったばっかり♡」
「聞きたないわ」
おかしい。
亮ちゃんってこんなノロケ言うタイプの人間ちゃうかったやん。
ほら、たれ目をさらに下げて鼻の下伸ばしてるやん。めっちゃ惚れ込んどるやんか…。
「あー！俺も恋人欲しい！！」
俺の嘆きを、亮ちゃんはスマホ弄りながら聞き流す。酷すぎる。
スマホ画面見てた亮ちゃんは、いきなり顔を上げて、ニヤリと笑った。
「出会いを求める大倉に朗報」
「え、なになに！？」
「…大倉君と連絡先交換したいって。今LINE来た。」
おぉ、仕事人間の俺にも春が来たんや！
「え、誰誰？」
亮ちゃんは、ぐるりと会場を見渡して
ある人へ視線を向けた。
「章ちゃん。」
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kyymm1(プロフ) - ありがとうございます！ (2021年7月10日 17時) (
レス) id: d4c7c060f6 (このIDを非表示/違反報告)
ぐり。(プロフ) - れちさん» 非ログの方には申し訳ない汗もう少し書けたら外そうかな。 (2021年7月10日 15時) (レス) id: e2762dc7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぐり。(プロフ) - kyymm1さん» はじめまして！メッセージ送ったのでご確認ください！ (2021年7月10日 15時) (レス) id: e2762dc7c7 (このIDを非表示/違反報告)
れち - はじめまして。私は非ログなのでパス外されるまで待ちますね！いつもこの小説の更新を糧にしております。ヤスくんの発言はどういう意味なのか・・・楽しみです！！ (2021年7月10日 14時) (レス) id: 5dae2b6d43 (このIDを非表示/違反報告)
kyymm1(プロフ) - はじめまして！楽しく拝見させていただいています！新作も是非読ませていただきたいのでパスワード教えていただきたいです！よろしくお願いします！ (2021年7月10日 13時) (レス) id: d4c7c060f6 (このIDを非表示/違反報告)
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