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異質な獣 ページ39

立香が倒れた同時刻。
ギルガメッシュ、マーリン、オベロンの三人は真剣な顔をして回りを警戒していた。


マーリン「いやいや、困ったね。
マスターが倒れた直後に、一気に敵が湧いてくるなんて。」

賢王「この我が油断をするなと普段あれほど言い聞かせているというのに、雑種の耳は飾りか何かなのか?」


刺々しい言い方ではあるものの、彼もまた立香を心配しているらしく、その表情には僅かな不安があった。


オベロン「さて、どうしようか。
こんなに沢山いるんじゃ僕らも相手するのは難し………おや。」

賢王「………何だ、あれは。」

マーリン「うわぁ……これはまたいかにもボスっぽいのが来たねぇ。」


言葉を紡いでいたオベロンが僅かに驚いたように目を見開き。
ギルガメッシュが顔をしかめて前を見据え。
マーリンはおどけるように肩を竦める。

先程から相手していたエネミーがそのまま巨大化して一つの物体になったような異様な「何か」が、三人の前に現れた。
ゴポゴポと音をたてながらうねるような動きをするソレは、禍々しいオーラを放っている。


ダ・ヴィンチ【諸君!あれが今回の特異点の原因だ!すぐにあれを倒して聖杯を回収してくれ!】


ダ・ヴィンチの鋭い声が響き、三人は揃って戦闘体勢に入る。


マーリン「さて、どうやって倒す?」

賢王「回りの雑魚は捨ておけ。
本体を叩けば勝手に消えるであろう。」

オベロン「うん、じゃあ僕はまた君達の攻撃力とかを上げておけば良いかな。」

マーリン「ふむ。けどオベロンもたまには戦うのも悪くないんじゃないかい?
時には体を動かすのも大切な事だよ!」

賢王「たわけ。それは貴様が楽をしたいだけであろう。
遊んでないでさっさと終わらせるぞ。
我とて暇ではない。」

マーリン「ははは!それもそうだね。」


マーリンが笑い、ギルガメッシュが武器を構える。
オベロンが術を唱え始めたところで__。









立香「っ!……待って!止まって!」


目を覚ました立香が、そう叫んだ。

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こし餡の信者 - めろん(。・ω・。)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!!そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します! (2019年6月24日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(。・ω・。)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます! (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません!!外すの忘れてました…!教えてくださりありがとうございます!本当にすみません! (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こし餡の信者 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2019年5月20日 0時

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