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傍観者達の会話 ページ26

ダ・ヴィンチ「やぁ立香君!早速で悪いが亜種特異点が観測された。
何やら危険な香りがするから、早急に鎮圧に向かってほしい。」

立香「分かった!」


俺はすぐにパーティを組もうとタブレットをいじる。

ダ・ヴィンチちゃんによると相手はアサシンが主らしいから、キャスターで固めて行こうかな。

そんな事を考えていると、前方から同じ姿をした二人組が歩いてきた。
片方……多分あれはマーリンかな?が此方に気付いてヒラヒラと手を振る。


マーリン「おや、マスターじゃないか。
こんな所で奇遇だねぇ。」

立香「マーリン、オベロンも。」

オベロン「こんにちは、マスター。」


ニッコリと笑う二人に挨拶を返す。
と、そこで俺は丁度良いやと思いながら二人にレイシフトのお願いをした。
マーリンはちょっと渋っていたけれど承諾し、オベロンは笑顔で頷いてくれた。


立香「ありがとう!すぐにレイシフトするから、準備しておいてね!」

マーリン「分かったよ。
やれやれ、マスターは人使いが荒いなぁ。」

オベロン「ふふ、マーリンもそのうち賢王の様に過労死するのかな?」

マーリン「縁起でもない!」

オベロン「心配せずとも、死んだ後はちゃんと僕が君を導いてあげるとも。」

マーリン「そういう問題じゃなくてね…」


仲良しだなぁ、と頭の片隅で考えながら自分も準備をする為に一旦マイルームへと戻った。









オベロン「……いやぁ、凄いね彼。」


立香が去っていった方角を見つめながら、真意の読めない笑みを浮かべたままオベロンは呟く。
そんな彼を、友人であるマーリンが横目で見る。


マーリン「何がだい?」

オベロン「だって、本来なら同い年の友人と共に学び、語らって過ごすような年齢だろう?
それなのに、あんな小さな体でいろんなものを抱え込んでるんだよ?」


ほら、凄いじゃないか。

そう言って穏やかに笑うオベロンに対し、マーリンは何処か楽しそうに笑った。


マーリン「そうだろうとも!
何たって私が惚れ込んだマイロードだからね!
彼の物語は見ていて飽きないよ。

……まぁ、たまには休むのもアリだとは思うけどね?
君だってそうだろう?オベロン。
どうせ千里眼で視ているんだろうしね。」

オベロン「ふふ、バレてたかい?
まぁ彼もあんな経験をしているのだし、心を休める時間が必要なんじゃないかな。」


オベロンがそう言うと同時に、マーリンは何処からかガラスで出来た瓶をポンッと出すとそれをオベロンに手渡した。

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こし餡の信者 - めろん(。・ω・。)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!!そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します! (2019年6月24日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(。・ω・。)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます! (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません!!外すの忘れてました…!教えてくださりありがとうございます!本当にすみません! (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こし餡の信者 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2019年5月20日 0時

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