乗しかかるモノ ページ24
＿＿これは、立香達がオルタを探しに来る少し前の事。
クー(オルタ)「……」
オベロン「おや…君は……」
普段通り寛ごうと大木に向かった先には、先客が座っていた。
目元にある特殊な紋様に、此方をじっと見つめる赤い瞳。
彼は確か……オルタのクー・フーリンだったかな。
どうやら眠っていたらしい彼は寝起きで機嫌が悪いのか、睨むような視線を向ける。
オベロン「ごめんね、起こしてしまったかな。」
クー(オルタ)「………」
おや、これはまた噂通りだなぁ。
戦いに身を置いているから、他者と馴れ合ったりはしないサーヴァントなのだとマスターから聞いてはいたけど……。
とは言え、そんな事をいちいち気にする僕ではない為、すぐに考える事を放棄する。
オベロン「隣、失礼するよ。」
クー(オルタ)「………」
返事は無かったけれど、彼は無言で少し右にずれた。
……これは、許可が降りたという事かな。
オベロン「ありがとう。」
クー(オルタ)「……」
オルタ君は再び目を閉じると、眠りにつく。
僕も寝ようかなぁ、と思い瞳を閉じた。
カルデアにも随分慣れてきて、レベルもスキルも今ではすっかりMAXだ。
いやぁ、マスターが酷く疲れた顔をしながら種火や素材を大量に持って僕に渡して来た時は何事かと思ったよ。
まるで過労死の一歩手前の人みたいだなぁと思ったのは記憶に新しい。
まぁ、そんなこんなでレベルもスキルもMAXになった僕は、一緒にレイシフトさせてもらう機会も増えてきた。
僕はサポート専門だから、戦闘には向かないけれどね。
しかし、マスター曰く「オベロンは皆の攻撃力爆上げしてくれるからＯＫ！」らしい。
オベロン「………？」
その時、ふと隣から禍々しい気配を感じて目を開ける。
視線を横に動かせばそこにはオルタ君が眠っていたけれど、どうも様子がおかしい。
オベロン「……オルタ君？」
クー(オルタ)「………………」
眉間には皺が寄っていて、僅かにだが小さく呻くような声も聞こえる。
……あぁ、夢見が悪いのか。
幾度となく見てきたから、そういう事には結構敏感なんだよね。僕。
オベロン「……」
さて……今は彼をどうにかしないとね。
折角のどかな場所にいるのに、それを味わえずに息苦しく眠るのは些か勿体無い。
オベロン「少し、安眠のお手伝いをしてあげよう。」
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こし餡の信者 - めろん(｡･ω･｡)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します！ (2019年6月24日 6時) (
レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(｡･ω･｡)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです！更新待ってます！ (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません！！外すの忘れてました…！教えてくださりありがとうございます！本当にすみません！ (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
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