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聖杯 ページ21

立香「じゃあこれが最後!
オベロンは聖杯についてどう思う?」

オベロン「あぁ、そういえばそんなものがあったね。」


あれ、もしかしてあんまり興味無いのかな。
サーヴァントなら、ある程度の知識は聖杯から授かってるって聞いたけど…。


オベロン「聖杯ねぇ……僕はあまり良いものだとは思わないなぁ。
叶えられない夢があるからこそ、人間は美しくも醜くもなる。
なのに、それを叶えてしまう物があったら人間は夢を見るのをやめてしまうだろう?
夢の在る世界で、夢は見れないからね。」

立香「うん……うん…???」

オベロン「ははは、ごめんね。
少し難しかったかな。
でも、深く考える必要は無いよ。
ただの戯れ言だと思って聞き流してくれ。」


それだけ言うと、オベロンはおもむろに立ち上がってパッパッと草を払う。
そして此方を振り返ると、そっと右手を差し出してきた。


オベロン「さて、マスター。これからマリー達とお茶会をするんだけど、君も一緒にどうかな?」

立香「えっ、良いの?」

オベロン「勿論だとも!
きっとマリー達も歓迎してくれるよ。」

立香「じゃあ……行こうかな。」


俺が頷いて手を掴むと、オベロンは緑の瞳を嬉しそうに細めて俺の手を優しく握り返す。

……わ、オベロンの手って暖かいんだ。


オベロン「良かった。
時間もいい感じだし、今行けば丁度揃うんじゃないかな。」


そう言いながら手を引いて歩き出したオベロンについて行った。






マリー「まぁ!マスターも来たのね!
さぁ、早く此方に来て一緒にお茶をしましょう♪」

デオン「今日は手作りのマフィンを持ってきたんだ。
気に入ってくれると嬉しいな。」

オベロン「本当かい?楽しみだなぁ。
さて、今は少し蒸し暑いようだし、少し微風をおこそうか。」

立香「くっ………顔が良い…!」

デオン「マスター?」

マリー「あらあら、相変わらずマスターは面白いのね!」

オベロン「あはは。」


美形三人に囲まれて失明しそうになったけど、用意された紅茶とお菓子はとっても美味しかったです。

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こし餡の信者 - めろん(。・ω・。)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!!そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します! (2019年6月24日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(。・ω・。)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます! (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません!!外すの忘れてました…!教えてくださりありがとうございます!本当にすみません! (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こし餡の信者 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2019年5月20日 0時

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