麗しの王妃 ページ17
マスターが種火?を集めに行ってしまい、マーリンもそれに付き添っているので他に知り合いがいない僕はいつも通り庭園に訪れていた。
オベロン「……おや、花壇もあるんだね。」
見覚えのあるものから少し変わった形をしているものまで、様々な植物が植えてある花壇を見る。
少し眺めて満足したところで、またあの大木の所に行こうとした時、「ねぇ、そこの貴方!」後ろから声をかけられた。
オベロン「?」
??「ふふ、こんにちは!
さっきからずっとその花達を眺めていたけれど、お花が好きなの?」
オベロン「あぁ、花は綺麗だからね。
ところで、君の名前を聞いても良いかい?」
??「あら!ごめんなさい。
名乗るのを忘れてしまっていたわ。
私はマリーよ。マリー・アントワネット。
さぁ、貴方も一緒に♪
ヴィヴ・ラ・フランス!」
オベロン「素敵な名前だね。
僕はオベロン。風の魔術師さ。
宜しくね、麗しの王妃様。」
マリー「えぇ、よろしくね!
けど、そんなに固くならなくても良いのよ?
貴方と私は同じカルデアのサーヴァントなのだから♪
……そうだ!貴方がもしよろしければ、今から一緒にお茶をしない?」
オベロン「おや、良いのかい?」
マリー「えぇ、勿論よ!」
マリーは花のような笑顔を浮かべると、僕の手を取って歩き出す。
彼女についていった先には、白いお茶会用のテーブルとイスが置いてあった。
促されるままに腰を降ろし、マリーと向かい合うような形に座る。
マリー「マスターからオススメされたとっておきの紅茶があるのよ。」
楽しそうに笑うマリーから紅茶が入れられたティーカップを受け取ってそっと一口飲んでみる。
……あ、美味しい。
とても温かくて、ほっとする味だ。
マリー「どうかしら?」
オベロン「とても美味しいよ。
香りも良くて安心する味がする。」
マリー「まぁ!良かったわ!
美味しいお菓子も沢山あるから、どんどん食べてね。」
嬉しそうに微笑み、次々といろんなお菓子を勧められる。
何かを食べても栄養にはならないけど……うん、味を楽しむという意味で食べるのなら悪くはない、か。
オベロン「ふふ、ありがとう。
ありがたく頂くよ。」
僕は笑みを浮かべて、マリーにお礼を告げた。
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こし餡の信者 - めろん(。・ω・。)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!!そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します! (2019年6月24日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(。・ω・。)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます! (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません!!外すの忘れてました…!教えてくださりありがとうございます!本当にすみません! (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
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