似ても似つかぬ者 ページ12
マスターに部屋を与えられてから数分後、僕は庭園に来ていた。
あの部屋で過ごすのも悪くはないけど、此処の方が落ち着ける気がした。
オベロン「……あ、此処良さそう。」
立派な大木の根元に腰を下ろし、背中を預けて目を閉じる。
この庭園は人工的に作られたものだと聞いていたけど、とても上手に出来ているんだね。
僕が見てきたものと同じくらい綺麗だ。
ガサッ
ふと、茂みを揺らす音が聞こえて目を開ける。
キョロキョロと辺りを見回すと、白いフワフワとした小動物と目が合った。
？？「フォ？フォウ、フォウフォウ！」
オベロン「おっと。
ふふ、久し振りだね。キャスパリーグ。」
嬉しそうに鳴きながら此方にダイブしてきたキャスパリーグを優しく受け止め、頭を撫でる。
キャスパリーグは気持ち良さそうに擦り寄った後、そのまま僕の膝の上にチョコンと座った。
オベロン「相変わらずマーリンとは仲が悪いのかな？」
フォウ君「フォウ。」
オベロン「あはは、そっか。」
？？「フォウさん？そこに誰か………あれ、マーリンさん？
フォウさんが貴方に会っても大人しいなんて、珍しいですね。」
続いて姿を現したのは、薄い桃色の髪をした眼鏡の少女。
ふむ、彼女とは初めて会うな。
彼女も同じサーヴァントなのかな？
オベロン「僕はマーリンではないよ。
僕はちょっと前に召喚されたサーヴァントだ。」
？？「そ、そうなんですか？
すみません、勘違いをしてしまって…」
オベロン「いや、大丈夫だよ。
僕もこの姿だし、マーリンと間違われるのは仕方の無い事だからね。」
？？「申し遅れました。
私はデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトと言います。」
オベロン「あぁ、ご丁寧にどうも。
僕はオベロン。風の魔術師だよ。
宜しくね、マシュ。」
マシュ「はい！宜しくお願いします。」
花のように微笑んだマシュは、ふと膝上で寛いでいるキャスパリーグを見た。
マシュ「そう言えば、珍しいですね。
フォウさんは初対面の人にはあまり近寄ろうとしないのですが…」
オベロン「ふふ。私はこの子の友人でね。
覚えててくれていたようで何よりだ。」
マシュ「成る程、そういう事だったんですね。」
フォウ君「フォウフォウフォウ！」
オベロン「ふふ、ありがとう。
……そうだ。良ければ君も此処で休んでいかないかい？」
マシュ「良いんですか？」
オベロン「勿論。ほら、おいで。」
隣をポンポンと叩くと、マシュは「失礼します」と言って隣にそっと腰を下ろした。
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こし餡の信者 - めろん(｡･ω･｡)ぱんさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！そのコメントだけでご飯三杯いけます← 近々続編も出しますので、宜しければそちらも宜しくお願い致します！ (2019年6月24日 6時) (
レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(｡･ω･｡)ぱん(プロフ) - とっても面白かったです！更新待ってます！ (2019年6月22日 12時) (レス) id: 5a20f4b02f (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - かなとさん» あああああああすみません！！外すの忘れてました…！教えてくださりありがとうございます！本当にすみません！ (2019年5月20日 9時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月20日 5時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
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